音楽教師との学生時代の思い出(1)
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短文投稿型のSNSで「音楽教師の地雷率が高い」との投稿が盛り上がっていたので学生時代を懐かしく思い出した。今にして思えば、確かに俺の通う学校の音楽教師も地雷だった。音楽の授業で先週までの流れを完全に無視して時間中ずっと勝手にピアノを弾いていたこともあるし、部活の指導をしたくないという理由から吹奏楽部はなくなった。三年生のときはクラス担任であるにも関わらず、受験もそろそろという時期に機嫌を損ねて一カ...
美人キャリアウーマンのヒモになった話(4)
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彼女との関係はだいたい二年間くらい続いた。その間、俺は毎日のように彼女とセックスをしたし、彼女が望むことは全てやった。キスや軽い愛撫から始まってだんだんとエスカレートしていき最終的には必ず中出しだった。
「妊娠しちゃうかもよ?」と笑いながら言う彼女に「その時は責任取ります」と言うと彼女は嬉しそうに微笑んでくれた。
「川上くんとなら本当に結婚してもいいかもね」とも言っていたが、冗談だったのだろうと...
美人キャリアウーマンのヒモになった話(3)
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会社に戻りその日の調査報告書を作成していると、上司から声をかけられた。
「川上くん、君に助けてもらった、という女性から会社に電話が来てたよ。足を挫いて困っているところを荷物を持ってあげたんだって? その時に落とし物をしたみたいなんだけど、心当たりはあるかな?」
もちろんそんな心当たりはない。だがその電話をしてきたであろう相手は推測できる。田中美沙しかいない。
とにもかくにも、親切だが軽率な上...
美人キャリアウーマンのヒモになった話(2)
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案内された彼女の部屋を見て、俺はなぜ自分がここに連れてこられたのか概ね理解した。ある意味ではそこは綺麗に片付いた部屋だった。というか片付きすぎていた。
「整理整頓の行き届いた部屋ですね。まるで引っ越して来たばかりみたいた」
「……まあ、生活能力が低いのは自覚してるのよ」
「それは堂々と言うようなことじゃないですよ」
彼女は田中美沙と名乗った。俺は川上ですと改めて自己紹介をする。そして俺は彼女の部...
美人キャリアウーマンのヒモになった話(1)
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たまに「独身主義者でもないのに30代になっても結婚できない女性には、何かしら理由がある」などと言われることがある。この点について、これまで出会ったきた人物を思い起こすと、ネガティブな理由に限らすとも確かにまあ一理あると思う。当人の価値観や性格に決定的な問題がある場合はもちろん、そうでなくとも単純に出会いがなかったり、仕事が忙しかったり、恋愛経験に乏しかったり、自信がなかったり。そんなところがすぐに...