『Orange of Gluttony』



宴は果てず彼女は喜びを求める
月夜に決して満たされぬ飢えを
一口ごとに渇望は深まり
無窮の闇に寄る辺無き波

喜びが重荷に変わり果て
執着は重く昏い
過剰の中で失われる安寧
胸の中に残るは飽くなき渇望

摘まずに味わうことを学び
控えめな花に見つけたる悦びよ
均衡の中で知る優雅さ
穏やかな心は歌う様に歩む