職場のパート主婦の肉体と不倫に嵌まった(2)
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藤田由香里さんを採用してから数週間が経った。今のところ彼女との関係も良好だ。 元々、今回の採用は欠員補充が目的だった。俺と一緒に仕事をしていた先輩が退職することになったのだ。藤田さんの採用面接に俺が同席したのもそれが理由である。一緒に仕事をすることになるかもしれないんだから、中村君も面接で会っておいた方がいいよ、という店長の気遣いが有り難い。おかげで藤田さんの採用を推薦することもできたのだから。...
職場のパート主婦の肉体と不倫に嵌まった(1)
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思いもしない出来事というものがある。
平穏な人生、特別なことは何もない安定した生活。それは例えるならば堅牢な住宅のようなものだ。そこで暮らしている限り身の危険はない、愛すべき退屈な日々。
だがふとした隙間から入り込んでくるモノもある。それはどこからか現れ、気付かぬうちに部屋に居座り、日常を冒していく。慣れ親しんだ部屋の中には、いつの間にか知らない扉が拵えられている。たぶん天国への扉は競輪場の...