休日の駐車場で一目惚れした熟女と(6)
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麗子さんに別れを告げられてから数年が経った。俺は大学を卒業し外資系の企業に就職している。麗子さんの公私の支えになろうと、学生時代に熱心に勉強していた語学力が活かされた結果だった。
彼女とはあれから会えなくなった。メッセージアプリも繋がらなくなったし住所もおそらく変わっているだろう。それでも彼女との経験が、今の俺へと成長させてくれたことを考えると、麗子さんには感謝してもしきれない。彼女以上の女性...
休日の駐車場で一目惚れした熟女と(5)
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麗子さんとの関係が始まってから数ヶ月が経ち、季節はすっかり夏になっていた。彼女との関係は変わらず続いている。だが俺の懸念も焦燥も、問題は何も本質的には解消していない。俺はメッセージアプリを起動して彼女が送信したメッセージを遡る。
『良太くん……今日はありがとう。あなたの気持ちは本当に嬉しかった。だから私も、あなたに幸せになって欲しいと思うの。自分のせいであなたが不幸になるのは耐えられない』
『もし...
休日の駐車場で一目惚れした熟女と(4)
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付き合い始めてから解ったのだが、麗子さんは意外と古風なところのある女性だった。 亡くなった旦那さんと俺以外には本当に男性経験はないらしい。そしてその旦那さんも歳が離れていたらしく、色々と仕込まれはしたものの直接的な挿入はあまり多くなかったそうだ。マッチングアプリも遊び相手ではなく本気でパートナーを探す目的で始めたとのことだ。 初対面での強烈な印象があったので、彼女の発言はとても意外だった。
「な...
休日の駐車場で一目惚れした熟女と(3)
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麗子さんは慣れた様子でホテルの中に入り、部屋を選ぶとエレベーターに乗って上階へ上がっていく。その間もずっと俺の股間を優しく撫で続けていた。
やがて部屋に着くと、彼女は俺を中に招き入れる。
「さ、入って」と彼女に促されて中に入るとそこは広く綺麗な部屋で、大きなダブルベッドが目についた。
「最後にもう一度だけ確認させて。良太くん……本当に私でいいの?」麗子さんはベッドに座る。
「私、もうおばさんよ?...
休日の駐車場で一目惚れした熟女と(2)
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あれから俺は彼女との行為が忘れられず悶々とした日々を過ごしていた。目を閉じれば彼女の声や匂いが鮮明によみがえる。まさかあんなことになるとは夢にも思わなかったが、あれは現実で実際に起こった出来事だ。思い出すたびに股間が熱くなるのを感じる。俺は何度も思い出しては彼女とセックスする妄想でオナニーをした。
問題は、あの日の情事の余韻で夢うつつだった俺は、すっかり彼女との連絡先交換を失念していたことだっ...