休日の駐車場で一目惚れした熟女と(3)

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 麗子さんは慣れた様子でホテルの中に入り、部屋を選ぶとエレベーターに乗って上階へ上がっていく。その間もずっと俺の股間を優しく撫で続けていた。
 やがて部屋に着くと、彼女は俺を中に招き入れる。
「さ、入って」と彼女に促されて中に入るとそこは広く綺麗な部屋で、大きなダブルベッドが目についた。

「最後にもう一度だけ確認させて。良太くん……本当に私でいいの?」麗子さんはベッドに座る。
「私、もうおばさんよ?」
「そんなことないです……麗子さんは綺麗です」そう言って彼女の隣に腰掛けた。
 彼女は優しく微笑むと俺の肩に触れる。そして「嬉しいわ……」そう呟いて、そのまま俺を押し倒した。

 麗子さんが上から覆い被さるようにしてキスをしてくる。最初は軽く触れ合うようなものだったけれど次第に舌を入れる濃厚なものになっていく。俺はそれに応えて自分の舌を差し出したが、彼女の舌が絡みついてきて、その情熱と激しさに思わず戸惑う。それでも彼女は構わずに俺の口内を犯し続けた。

 やがて息が苦しくなって俺は顔を背けた。
「あっ……、ごめんなさい。激しすぎるの、もしかしてイヤだった?」
 彼女はそう言うと俺の股間に手を伸ばした。ズボンの上から優しく撫でられる感覚に思わず声が出そうになるがなんとか耐える。
「麗子さんは、こういうこと……よくするんですか?」俺がそう訊ねると麗子さんは微笑んだ。
「そんなわけないじゃない。あの人が亡くなってから、ずっとしてないわ」そう言ってまたキスされる。

 今度は最初から激しいものだったが、不思議と嫌悪感はなかったしむしろ心地よかった。
 しばらくお互いの唇の感触を楽しんだ後、彼女は俺のシャツを脱がせると自分も服を脱いで裸になり、再び俺に覆い被さってきた。
「良太くん、私の胸触ってみる?」と耳元で囁かれる。
 俺が恐る恐る彼女の胸に手を触れると、柔らかく弾力のある感触が手に伝わってくる。「もっと強くしても大丈夫よ」という彼女の言葉に従って力を入れてみるとさらにその柔らかさが増したような気がした。

「良太くん……下も脱がすわね」そう言って彼女は俺のズボンに手をかける。俺は抵抗せずに腰を浮かして脱がせやすいようにする。
 パンツ一枚になると、俺は自分の股間がはち切れそうなほど勃起していることに気づいた。
 麗子さんはそんな俺のものをじっと見つめると、優しく撫で始める。最初はゆっくりとした動きだったが徐々に早くなり、最後には激しく上下に扱き始めた。

「……気持ちいい?」と耳元で囁かれるが俺は答える余裕がなかった。ただ彼女の手の温もりと快感だけが頭を支配していたのだ。
 やがて限界を迎えそうになった時、彼女は手を止めた。もう少しで達することができたのにどうして止めるのかと不満に思っていると、彼女が俺の上に跨るような格好になり、自らの股間を俺のものに近づけていく。

「久しぶりだし、主人以外としたことがないから……上手くできなかったらごめんね」
 そう言って亀頭の先端が彼女の秘所に触れるのを感じた瞬間、一気に根元まで挿入された。
「ああっ!」という彼女の喘ぎ声を聞きながらも俺は興奮のあまり声が出なかった。麗子さんの中は温かく湿っていて、それでいてきつく締め付けてくるような感覚があったからだ。

「ごめんなさい……良太くん、ちょっとだけ待って」彼女はそう言って俺のものを根元まで受け入れたまましばらく動かなかった。やがて落ち着いたのか彼女はゆっくりと腰を動かし始める。初めは小さく動かしていたのが次第に大きくなり、それに伴い彼女の声も大きくなっていく。結合部からは愛液が流れ出し、それが潤滑油となってよりスムーズに動けるようになっていた。

「良太くん……どう? 私の中、ちゃんと気持ちいい?」問いかけてくる彼女に対して、俺は必死に首を縦に振ることで答えた。麗子さんは嬉しそうな笑みを浮かべるとさらに激しく動く。その快感に耐えられずに果ててしまいそうになるが、少しでもこの最高の時間が続くようにと必死で我慢する。
「やだっ……私もすごく気持ちいいっ、なにこれっ」
 出してしまう前に少し動きを緩めてほしいと思ったが、そんなことを言ったら、これだから童貞は、と嫌われてしまうかもしれない。そう思い、俺は黙って耐えるしかなかった。

「良太くん……私……もうイきそうっ……」
 そう叫んで彼女の膣壁がギュッと俺のものを締め付けてきた。
 その瞬間、目の前が真っ白になり今まで感じたことのないほどの快感に襲われた。と同時に麗子さんも絶頂を迎えたようで、膣内が激しく痙攣し子宮の入り口が俺のものを搾り取るように吸い付いてきたのを感じた瞬間、俺は我慢できずに射精してしまった。

「あああっ!」という声とともに麗子さんは俺の上に倒れ込んだ。しばらくそのままの状態で呼吸を整えていたが、やがて起き上がり俺の中から自分のものを抜いた。その途端、彼女の股間から白濁液が溢れ出すのが見えた。
「良太くん……ごめんね……ティッシュ取ってくれる?」と言われたので箱ごと彼女に手渡した。彼女は何枚か抜き取ると、それで自分の股間を拭った後、俺にも数枚渡してくれたので受け取って自分も拭き取った。

「良太くん……ありがとう。すごく気持ちよかったわ」
「いえ……俺の方こそ、その……ありがとうございます」と俺が言うと、彼女は優しく微笑んだ。
 それから二人でシャワーを浴びることにしたのだが、風呂場でお互いの身体を洗い合っているうちにまた興奮してしまい、そのまま2回戦に突入してしまう。そして夜通し何度も繰り返し愛し合うのだった。

◆◆◆

 俺が目覚めると麗子さんは既に起きていたようで、ベッドに腰掛けて窓の外を見ていた。
「おはようございます」と声をかけると、彼女は振り返って優しく微笑んだ。
「おはよう、良太くん」その表情はこれまでの年長者然としたものとは違い、どこか心許した対等な関係の相手に向ける雰囲気があった。

「かわいい寝顔で、よく眠っていたわね」
 そう言うと彼女は俺に覆い被さり、そのままキスをした。昨夜の情事の余韻を感じさせる、舌を絡め合い溶け合うような濃厚なものだ。離れていく唇を名残惜しく感じた。
「私、誰かの寝顔を見ながら過ごす朝が、こんなに幸せなものだって知らなかったわ」
と彼女は言った。

 それから俺たちはホテルを出て、近くの喫茶店に入った。そこで朝食を取りながら今後のことを話し合う。
「良太くん……これからどうするの?」
「そうですね……とりあえずは家に戻りたいです。授業があるので行かないと」
「……そうよね、学生だものね」と麗子さんは頷いた。
「あの……」俺は少しためらった後に続けた。「また。こうして会ってもらえませんか? 俺、もっと麗子さんと一緒にいたいんです」俺がそう言うと彼女は花が咲くような笑顔を浮かべた。

「もちろんよ、ワンナイトなんて最初からそんなつもりないわ」
「良かった……」俺が安堵すると、麗子さんは悪戯っぽく笑った。
「ただ……昨日みたいに夜通しはしてあげられないかもしれないけど」
 俺は顔を赤くしながら「昨夜は夢中になってしまってすみませんでした」と伝える。
「うふふ、冗談よ。私もすごく楽しかったし、良太くんのことがもっともっと好きになったわ」そう言って彼女は俺の手を取った。
「あのね……自分から聞けなかったから、そう言ってもらえてすごく嬉しいの。だから、また会いましょうね」

 その後、朝食を終えて店を出たところで別れることになった。
「じゃあまたね、良太くん」そう言って手を振る彼女の笑顔はとても綺麗だった。
帰路に着く間もずっと彼女のことが頭から離れなかった。
家に着くと時刻は正午になっていたが、午後の講義からなら間に合うだろう。

 俺はとりあえずシャワーを浴びることにして浴室へ向かった。服を脱ぐときに股間が濡れていることに気き、自分がどれほど興奮していたのかを思い知らされる。
 シャワーを浴びて部屋に戻り、スマホを確認すると、麗子さんからのメッセージが届いていた。
『良太くんへ 昨日は楽しかったわ。ありがとう』と書かれていた。
『お勉強がんばってね。また会いましょう』という一文を見て、思わず顔がにやけるのを感じた。


(続く)