大学生の頃にファミレスで出会った厚化粧の熟女店員に魅入られて(2)
大学時代、普通に同年代の女性と恋人関係になったこともある。だがそれらの関係は長続きしなかった。原因はもちろんこの親子ほども年の離れた人妻セフレだ。
「ねえ、ちょっとこれ見て」澄江さんはそう言うと自分のスマホを俺に見せてきた。
そこには彼女と俺のあられもない姿が映っている。いわゆるハメ撮りというやつだ。俺は思わず目をむく。
「な、なんですかこれ?」
部屋中に俺と彼女がセックスをしている音が響く。
「この前のプレイの時に撮ったの」
澄江さんはそう言いながら俺に抱きついてきた。彼女の胸が俺の腕に当たる。そしてそのまま俺の股間に手を伸ばしてくる。
「ちょ、ちょっと待ってください」
「いいじゃない」
彼女はそう言いながら俺の股間を撫で回す。その手つきはとてもいやらしく、思わず声が出そうになる。
「ほら、もう大きくなってきてるよ? 興奮してるんでしょ?」
彼女が俺の耳元で囁いた。吐息が耳にかかり背筋がゾクリとする。
「ねえ、しようよ」
そう言って俺の首筋を舐め上げる。彼女の舌の得体の知れない艶めかしさに、それだけでイってしまいそうになる。
俺は必死に抵抗しようとするが力が入らない。まるで彼女は俺の身体を完全に支配しているようだった。
「だ、駄目ですよ」
俺はそう言って彼女の手を振り払おうとするが、彼女はそれを許さなかった。
「どうして? 気持ちよくなりたいでしょ?」
彼女はそう言いながら俺の首筋を舐め続ける。舌の動きは次第にエスカレートして、ついには俺の耳まで到達した。
その動きはまるで何か別の生き物のようでとても気持ちが良い。と同時に自分の中の何かを溶かして、ゆっくりと壊されていくような気がした。
俺はどうにか彼女から離れようとするが、彼女はさらに強く抱きしめてくる始末だ。少しずつ外堀を埋めるように、まるでそれを楽しむように、やがて彼女の手が俺のズボンの中にまで侵入する。
「ちょ、澄江さん!」
「いいから、黙って私に任せて」
彼女はそう言うと強引にキスをしてきた。
舌が入ってくる濃厚なキスだった。歯茎の裏や上顎などを舐められると頭がボーッとしてくるような感覚に襲われる。口内をねっとりと愛撫されながら股間をまさぐられていくうちに、だんだんと変な気分になってきてしまった。
(ああ、もうダメだ)
「私がいちばん気持ちよくしてあげられるから、ね?」
彼女の手がズボンの中で俺のペニスを上下に動かす。
そして空いた手で俺の手を摑み取ると自分の胸へと押し当てた。
柔らかく弾力のある感触が伝わってくると同時に、彼女と俺の心臓の鼓動が連動して激しくなったような錯覚がした。
「ほら、分かるでしょ?」彼女はそう言いながら俺の手を掴んで離さない。
「いつもみたいに私の体でどぴゅどぴゅだして……」
「……んッ!」
思わず声が出てしまった。
彼女の舌が俺の耳の穴に侵入してきたのだ。
その瞬間全身に電流が走ったかのような感覚に襲われる。強烈な快感に襲われて頭が真っ白になった。
しかしそれでもなお彼女の舌の動きは止まらない。
むしろ激しさを増していく。まるで脳味噌まで溶かされてしまいそうなほどの快楽だった。
彼女が微笑みながら俺の耳から舌を離したのは、すっかりと俺が脱力したのを確認してからだった。
「……はあ……はあ」
呼吸を整えながらぼうっとしている俺に彼女が覆い被さってくる。
「ねえ、いいでしょ?」
そう言って迫ってくる彼女の顔は完全に発情しきっていた。
その瞳はまるで獲物を見つけた肉食獣のように爛々と輝いていてとても美しかったが同時に恐怖を感じたのも事実だ。
「……お願いですから、待ってください」
俺がそう言うと彼女は不満そうな顔をした。
「どうして? 私のこと嫌い?」
「いや、そういうわけじゃなくて……」
俺は慌てて否定するが彼女は納得していないようだった。
「じゃあなんでダメなのよ」
そう言って頬を膨らませる仕草はとても可愛らしく見えるが、熟女の性欲に底の見えない井戸を覗いているような気持ちになる。
「どうしたの? そんなに抵抗して。今までたくさんエッチしたじゃない。あんなこともこんなことも、お互いの恥ずかしい姿を見せあったよね」
そう言って彼女は上気した頬でスマホをちらりと見る。そこには依然として俺たちが獣のように交わる姿が映し出され、あられもない嬌声が部屋中に垂れ流され続けていた。
抵抗しようにも体に力が入らずなす術がない状態だ。結局俺はされるがままになってしまう。
「えへへ、可愛いね」
彼女はそう言うと再びキスをしてくる。歯茎の裏や上顎などを丁寧に舐められ頭がふわふわするような感覚に襲われた。
気がついたときには俺のものは彼女の熟した暖かい膣内に埋まり、ぐちゅぐちゅといやらしい音を立てていた。
「どう? 気持ちいいでしょ?」彼女はそう言いながら腰を動かしている。
その動きは意外にもゆっくりとした優しいものだ。しかしそれでも十分すぎるほどの快感がある。
「ねえ、私の事好き?」
「う……うん」そう答える以外の返答が許されるのだろうか。
彼女は嬉しそうな顔をした後、今度は激しく腰を動かし始めた。
パンッ! という音と共に肌と肌がぶつかり合い響き、同時に彼女の少し垂れた胸が大きく揺れ動く。
そんな淫靡でありながら美しい軌跡を無意識に目で追っているうちに、俺のものはどんどん膨れ上がりついには限界を迎えた。
「で、出るっ!」
そう言うや否や勢いよく射精した。
瞬間、彼女が俺を強く抱きしめてくる。膣内も激しく痙攣し一滴残らず精液を搾り取るようにうねっているのを感じた。
「ああん……出てるぅ」
彼女が体をビクビクと震わせながら絶頂の余韻に熱い吐息を漏らす。
彼女がひとまず満足し、ようやく解放された頃には俺はぐったりとしていた。
◆◆◆
俺と彼女との関係はどんどん深まり、それにつれて彼女は次第に俺の手に負えてなくなっていった。
最初は週に一回程度だった不貞行為が少しずつ短い間隔になり、最終的にはほぼ毎日のように体を重ね合うようになった。そしてその度に俺は澄江さんの熟練のテクニックに翻弄されて、沼のように溺れ彼女との関係から抜け出せなくなる。
ある日、いつものように彼女から誘われるままセックスをしていた時のことだ。
彼女は俺の上に跨り激しく動いていたが、突然その動きを止めたかと思うと俺の耳元に顔を近づけて囁いた。
「ねえ、キスしよ?」
そう言って目を閉じ唇を突き出してきた彼女に俺は戸惑う。
男女関係の深さという観点からいえばそれ以上の行為をしている際中に、わざわざ提案されたことに意図をはかりかねた。
とはいえ断ることもできず、俺はおずおずとキスをする。
彼女は俺の頭を両手で鷲掴みにすると、ねっとりと唇をなぶるように舌を入れてきた。
そのときの感覚を何に例えればいいのだろう。お互いの唾液を交換し合い、下を絡ませ口内を舐め合っているうちに、だんだん頭がボーッとしてきて何も考えられなくなり、気が付くと俺は彼女の痙攣する膣内にどくどくと精液を注ぎ込んでいた。
「ねえ、まだできるよね?」
彼女の声が遠くに感じられる。
今度は俺の上に乗り騎乗位の体勢になっていた。下から見上げる彼女の熟した体はとても蠱惑的で、見ているだけで意識が惹き寄せられる。まるで零れ落ちる寸前の果実のようだ。
澄江さんがゆっくりと腰を動かし始め、知らず俺の口からは快楽に起因する声が漏れていた。
「どう? 気持ちいいでしょ?」
そう言って微笑む彼女の顔はとても美しく見えたが、その笑顔の裏に隠された感情を理解することはできそうにない。
「ねえ、一緒にいこう?」
そう言ってさらに激しく動く彼女にも俺は何も答えられず、ただされるがままになっていた。
やがて限界に達した彼女は俺の上に倒れ込んできて、そのままぎゅっと抱きしめてきた。俺もまた彼女を強く抱き返す。お互いの汗ばんだ肌が触れ合い心地よかった。
もうこの爛れた関係を続けることに疑問を挟むことはやめよう。
彼女の目には情欲の炎が灯り続け、それは獲物を見つけた肉食獣のようにギラついた光を放っているようにも見えた。
「澄江さん、好きだよ」
そう呟くと彼女は一瞬驚いた顔をしたがすぐに笑顔に戻り言った。
「私も大好きよ」
俺は再び彼女にキスをする。それから何度も体位を変えながら俺たちは交わり続けた。
彼女の中で何がきっかけだったのか解らない。
元々の素養だったのか、それとも俺との間で繰り返された淫行が、彼女の中の乾いていた部分を刺激してしまったのか。
いずれにせよ、五十路である彼女の性欲はもはや俺の制御できないところまで高まっているようだ。それを認め諦めて受け入れよう。
「ねえ、何度しても我慢できないの。お願いだからもっと入れて」
そう言う彼女の顔は完全に発情していた。
目は潤み頰は紅潮し股間からは愛液が垂れ流れている。
妖艶であり、美しくもあり、恐ろしくもある彼女の姿を見ていると、俺のものはさらに大きくなっていく。
例えば大学を卒業したとして、俺はこの女性から離れられるのだろうか。彼女から解放されるのだろうか。
もしも俺がいなくなったら、彼女はその体の熱を誰の陰茎を用いて鎮めるのだろうか。
もういっそ行くところまで行ってみるか。
どれだけ需要があるか解らないがネットで募集をかけて彼女とセックスしたい男を募ってもいいかもしれない。
例えばその様子を撮影して販売することを条件にすれば、お金も稼げるだろう。
俺はそんなことを考えながら彼女の膣内を激しく突き上げた。
そして「ねえ、ちょっとしてみたいことがあるんだけど」といって先ほどの思いつきを提案する。
彼女は一瞬驚いた表情を浮かべたものの、すぐに淫らな笑顔で頷くのだった。
(終)