放課後は人妻美術教師から手ほどきを(1)

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 放課後の美術室には絵の具とキャンバスの匂いが漂っていた。窓から差し込む夕陽の中を埃が舞っている。まるで光の粒子だ、と僕は思った。それはある種の現実逃避だったのだと思う。僕の中では何かが壊れていくような音がしていたからだ。

「うふふ、……もう先っぽが濡れてるのね」
 くすくすと笑いながら美術教師の福田真奈は、僕の下着の隙間から顔を覗かせる初々しい性器の先端を細い指先でピンと弾いた。
「んっ……」
 初めて目にした日から彼女に淡い憧れを抱いていた。百合のように背筋を伸ばし歩く美しい女性だった。彼女に性器を弄られながら、自分でも理由がわからず涙が出そうになる。そんな僕を見つめて真奈先生は言った。
「大丈夫よ、ゆっくりと可愛がってあげるから」

 彼女は僕のペニスを口に含むと、唇と、舌と、歯で、ゆっくりと焦らすような愛撫を始めた。じわじわと唇でペニスを締め付け、舌で亀頭をぺろぺろと舐め、歯で竿を軽く噛む。いつの間にか真奈先生は左手は僕のペニスに添えたまま、右手で自分の股間を慰めていた。
 僕はあまりの気持ちよさに彼女の頭を掴み、髪の間に指を入れ、彼女の口がもっともっと自分のペニスを愛してくれるように押さえ込んだ。それでも真奈先生は余裕で、くちゅくちゅと音を立てながら僕の射精をさんざん焦らす。イキそうになるのを見計らって、指でキュッと根元を締め付け、尿道口にちろちろと舌を這わせる。白濁した液体がじんわりと滲み出ていた。

「ああ……すごい。でもまだイクのは駄目よ。先生の中でイカせてあげる……」
 そう言って真奈先生は顔を上げると、スカートをたくし上げて僕の身体に跨った。
「見て……もう私のここグチョグチョよ……」
 真奈先生の性器から溢れ出した愛液が僕のお腹に滴り落ちる。彼女は自ら指でその蜜壺を開いて見せた。そしてゆっくりとペニスを包み込むと激しく腰を打ち振り始めた。
「はぁ……っ…ああ………んふっ……」
 真奈先生は夢中で腰を振り、よがり声を上げ続ける。僕はまるで自分が犯されているような感覚に陥り、下から突きあげるように腰を動かした。
「ああ……ん、いいわっ……もっと……」
 僕は泣きそうになりながら彼女の中に射精した。真奈先生もまた、さらに激しく腰を振ると僕の上で果てた。そしてぐったりと僕に倒れ込み耳元で囁く。
「ねぇ……私のこと好き?」
 僕は何も答えられなかった。でもこんなセックスはしたくなかったのに、無理やりイかされてしまった。僕の中で何かが壊れていく。ほのかな好意を寄せていた年上の女教師が、こんな風に豹変して男を求める牝になるとは思っていなかった。

「私が貴方の初めての女になってあげる。嬉しいでしょ? 一生忘れられない体験になるわよ」
 そう言って真奈先生は僕の頬に手を当てて深く口付けをした。
「さぁ……もっと楽しみましょう」

 その日、僕は真奈先生に犯された。初めてのセックスがこんなだなんて想像もしなかった。もしかすると同級生の中には、僕が体験したような年上女性とのセックスを想像して、オナニーしてる奴もいるのかもしれない。でも僕は憧れの女性と結ばれたのに悲しかった。そして怖くもあった。こんなことはしたくないのに、こんなセックスを知ってしまい明日からどうすればいいのだろうか。
「うふふ、貴方のモノなら喜んで舐めてあげるわ」
 真奈先生は僕に見せつけるように舌を這わせる。
「んっ……ちゅぱっ……んんっ……」
 僕は彼女の舌使いをじっと眺めていた。僕はその日から真奈先生の男になったのだ。

◆◆◆

 福田真奈には噂があった。美術教師になって十数年、その間に彼女はいくつもの学校を転々としている。結婚しているが旦那は単身赴任で別居中。彼女は生徒の親や同僚教師と不倫して職場を追われたらしい、という根も葉もない噂だった。そんな噂が同級生の間に広まる理由を僕は何となく理解できた。彼女はとても美しく神秘的で、なにより大人だったのだ。同級生の女子たちのような幼稚さや下品さは無かった。

 僕は彼女と接点を持ちたくて絵が苦手なのに美術部に入った。放課後の美術室には美術教師と生徒だけが入ることができる。先生は厳しくて生徒がサボっている場合には叱るのだが、それ以外では生徒たちを優しく見守ってくれた。僕の絵は決して褒められたような出来ではなかったけれど、彼女は丁寧に問題点を指摘して改善案を一緒に考えてくれた。

 放課後には必ず真奈先生に会いに行った。そして美術部の活動に打ち込んだ。僕は彼女に惹かれていたが、彼女は教師であり生徒に対してはあくまでも公平だった。僕は彼女に憧れつつも、叶う見込みのない思いを打ち明けるつもりはなかった。

「私、コンクール用に描いてみたい絵があるの」
 ある日の放課後、先生は僕に言った。
「それで貴方にモデルなって欲しいのよ」
 先生は微笑んでいた。僕は彼女の役に立てるならと二つ返事で快諾した。

「じゃあ、いつも通りそこに座って絵を描いて」
 真奈先生は僕を椅子に座らせると、自らのキャンバスの前に座り筆を手に持つ。
「いつも通りに絵を描いていればいいんですか?」
「そうよ、貴方が絵を描いている時の真剣な目が好きなの」
 そういう意味の「好き」ではないと理解しつつも、僕は顔が赤くなるのを感じた。

 その日から僕と彼女の特別な放課後が始まった。絵を描く僕を真奈先生が描く、ということから自然と、僕と真奈先生は見つめ合いお互いの絵を描くことになった。真奈先生は僕の身体を舐め回すように見つめ筆を走らせた。僕は彼女の視線に興奮しペニスが勃起していくのを感じながら彼女の絵を描いた。もしかするとそれは、ズボンの上からでも判るほどだったかもしれない。
 真奈先生は何も言わずに熱っぽい視線で僕を見つめていた。彼女の瞳に見つめられると、僕の心の奥にある願望を見透かされているように感じた。僕はそれならそれで構わないと思いながら彼女の絵を描いた。

 やがてお互いの絵が完成した。
 真奈先生は「ありがとう、とても素敵な絵ね」と言った。
 僕の絵には僕の願望が反映されていた。彼女はそんな僕を受け入れてくれるのだろうか?
「先生……あの……」
 僕が言いかけるのを遮り、真奈先生は囁いた。
「大丈夫よ……私も同じ気持ちだから……」
 そして彼女は僕を抱きしめてキスをした。
「ねぇ……私のこと、好き?」
 僕は何も答えられなかった。彼女は僕の前に跪くと自然な動作でベルトを外してズボンを下ろした。
「うふふ、……もう先っぽが濡れてるのね」
 そうしてあの日、僕は童貞と憧れを失った。

◆◆◆

 それから毎日のように僕と真奈先生は放課後の美術室で交わり続けている。彼女にとって僕は生徒から男になった。生徒に対しての態度と自分の男に対しての態度は当然のように違った。彼女は僕を対等の立場として扱い僕に選択権を委ねた。その気になれば僕はいつでも真奈先生の言葉に逆らうことができた。でも逆らう気は起きなかった。彼女がそうしろと言えば僕は進んで彼女の性器に舌を這わせた。彼女の指示に従っていれば全て上手くいった。僕はいつしか彼女に従順になり、彼女は僕を支配した。

  パン、パン、パン……。
 僕が激しく腰を打ちつけ、真奈先生が歓喜の声を上げる。彼女は自ら床に這いつくばり、僕に背後から犯されながら、涎を垂らしてもっともっとと身悶えする。
「ねぇ……私のこと好き?」
 かつて真奈先生がそう囁いたのは放課後の美術室だった。夕日が差し込み室内をオレンジ色に染めていた。僕は彼女を背後から抱きしめるように腕を回した。
「先生……好きです」
 僕がそう言うと真奈先生は僕の手を自分の胸へと導いた。
「ねぇ……触って……もっと」
 彼女の乳房は柔らかくて温かかった。僕は指先で突起物を摘みあげると優しく擦り上げる。彼女は熱い吐息を漏らしながらぐいぐいと腰を押し付ける。
「もっと……ああっ……強くして……」
 彼女のぐっしょりと濡れた愛液を感じながらペニスがさらに大きく硬くなる。真奈先生は僕のペニスがさらに膨張したのを感じると、耳元で甘く囁いた。
「ねぇ……貴方のコレ、さいこうよ……」
 僕は我慢できずに彼女をさらに激しく求めた。真奈先生はまるでそれを受け入れるかのように、腰を高く上げて大きく足を開いてくれる。
「ああっ……ああんっ!……すごくいいっ!」
 僕は一気に彼女の中を強く突き刺した。彼女の膣がまるで別の生き物の様に収縮して締め付けてくる。あまりの快感に頭が真っ白になった。僕は我を忘れて腰を振る。真奈先生の喘ぎ声が美術室に響き渡る。僕は無意識に彼女のクリトリスに手を伸ばすと刺激した。突然、僕のものを咥え込んだ彼女の膣がキュッと締まるのを感じた。
「うっ……」
 突然の強い締め付けに射精しそうになるのを必死に堪えさらに激しく腰を振る。
「はぁッ!! ……ああっ! いい子ね、まだイっちゃだめよ……」
 真奈先生は一際大きな声を上げるとビクンと身体を震わせた。その瞬間、僕のペニスが根元から引きちぎられるかと思うほどの強烈な締め付けを感じた。彼女の膣は絶頂を迎え痙攣を繰り返していた。僕は射精しそうになるのを我慢しながら抽送を続けた。真奈先生は絶頂を迎えたばかりで敏感になっているのか、すぐにまた喘ぎ始めた。
「あぁっ!……だめぇっ!!」
 彼女の声には甘い響きが含まれているように感じられた。僕は夢中で彼女を求め続けた。やがて彼女が二度目の絶頂を迎えると同時に僕も限界を迎えた。どくんと熱い精液が彼女の中に注ぎ込まれるのを感じながら僕は脱力した。彼女はそんな僕の頭を優しく撫でてくれた。
「ありがとう……とっても良かったわ」
 僕は彼女の胸に顔を埋めると、ゆっくりと呼吸を整えた。彼女の胸は温かくて甘い香りがした。その柔らかな感触に包まれながら、僕と真奈先生の交わりの時間は過ぎていった。

◆◆◆

 放課後の美術室は今日も静かだった。
「先生、描き上がりました」
 僕がそう言うと真奈先生は絵の前で立ち止まり微笑んだ。
「見せて頂戴……」
 そこには彼女の裸体が描かれている。僕は真奈先生と愛し合い、互いの肉体に溺れる時間を思い浮かべながら絵を描いた。僕の目に映る彼女の全てをキャンバスに映し出したのだ。その絵を見て彼女は微笑んだ。
「ふふ、綺麗ね」
 僕は少し恥ずかしくなったが、同時に誇らしくもあった。自分の描いた絵が彼女を喜ばせられたことが嬉しかったのだ。

 真奈先生は僕の肩に手を置くと耳元に口を近づけて囁いた。
「ねぇ……またしましょう」
 彼女は僕の股間に手を伸ばし優しく撫で上げた。僕は彼女の胸に顔を埋めてその柔らかな感触を楽しんだ。そして彼女の手に自分の手を重ねると、そのまま勃起したペニスを握らせる。彼女は意地悪く笑い囁く。
「先生にどうして欲しいのか、言ってごらんなさい?」
 僕は恥ずかしくて何も言えず、ただ黙って首を横に振った。彼女は僕の手を掴み自分の胸に押し付けると、今度は耳元で甘く囁く。
「ほら……言ってみて……」
 僕のペニスは興奮して硬くなっていく。彼女はそれに気づくとさらに強く僕のものを握る。真奈先生は妖艶な笑みを浮かべながら言う。
僕は我慢できなくなり、彼女におねだりしてしまった。

◆◆◆

 放課後の美術室には僕と真奈先生の二人だけだ。
 彼女はいつものように僕のペニスに舌を這わせている。
 彼女は舌を伸ばしてちろちろと亀頭を舐め始めた。そして舌先でカリをなぞり始めると、ゆっくりと竿を根元まで口に咥えてしゃぶる。僕はその快感に腰が砕けそうになった。真奈先生は僕のモノを咥えたまま上目遣いに僕を見上げると、さらに強く吸い付きながら激しく頭を上下させる。

 僕と真奈先生は放課後の美術室で何度も交わり続けた。最初は真奈先生がリードしていたが、いつの間にか僕の方から彼女を求めるようになっていた。僕は彼女との交わりに夢中になり他のことなどどうでもよくなっていった。同級生達がこのことを知ったらきっと驚くことだろう。いや、ひょっとしたらもう噂が広がっているのかもしれない。僕にはどうでもよかった。

 真奈先生は僕の頭を撫でてくれる。その心地良い感触に僕の心は次第に落ち着いていく。僕は真奈先生に抱きついて甘えた。彼女はそんな僕を受け入れてくれる。彼女の柔らかな胸の感触を味わいながら、僕は幸せだった。真奈先生の大きなおっぱいに顔を埋めて甘えると、彼女は優しく微笑みそして僕の頭を優しく撫でてくれる。それがたまらなく気持ちいい。
「ああんっ……そう……もっと強く吸って……」
 真奈先生の乳首が僕の口の中でぷっくりと硬くなる。
「あはぁっ……気持ち……いいわ……」
 彼女は僕のモノを手でしごきながら、僕の顔に胸を押し付けてくる。柔らかな感触が顔いっぱいに広がる。僕は夢中で彼女の乳首にしゃぶりついた。甘い味がする気がした。それが幸福で堪らない。たぶん僕はもう壊れている。


(続く)