セレブ熟女教授の淫猥個人授業(2)

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 目覚めるとラブホテルの一室だった。どうやら眠ってしまったようだ。上体を起こしぼんやりする。昨夜の出来事を思い出し自らの股間を確認したが特に異常はない。あれは夢だったのだろうか……。まあ、そんなはずはない。ベッドから起きて服を着ると、下着にべったりと彼女のものと思しき愛液の跡があり、昨日の出来事が現実だと証明していた。
 僕は頭を抱えた。島谷秋代という女性は危険だ。もしも彼女が本気で僕を思い通りにしようと思ったら、逃げ切れる自信がない。下手をすれば僕の人生はめちゃくちゃになってしまうだろう。僕は彼女との関係をどうすべきなのか考えた。そして一つの結論に達した時、突然ドアが開いた。そこにはシャワーを浴びたらしい彼女が立っていた。

「おはよう、よく眠れたかしら?」彼女は何事もなかったかのように笑顔で言った。僕は言葉を失うほど驚き動揺したが、何とか平静を装った。
「はい、おかげさまで」
「昨日はごめんなさいね、つい興奮してやりすぎてしまったわ」彼女はそう言うと僕の隣に座ると肩を寄せてきた。ふわりと甘い香りが漂う。
「いえ……こちらこそご迷惑をおかけしました」僕はとりあえず無難な言葉を選んで返した。
「ふふ……気にしないでいいのよ」彼女はそう言うと、僕にキスしてきた。舌が入ってきて口の中を舐め回される。その舌使いがまた巧妙で、僕の思考力を奪っていくようだった。僕はされるがままに身を任せることしかできなかった。

 やがて満足したのか彼女は僕から離れると、好色そうな笑みを浮かべながら言った。
「ねぇ……良かったら今後もこういう関係になれないかしら? 私たちきっといいパートナーになれると思うの」そう言って彼女は僕の手を取ると自分の胸に押し当てた。柔らかい感触に心臓が高鳴る。僕は慌てて手を離すと彼女に言う。
「どういうつもりですか? 冗談にしては悪質ですよ」
「あら、冗談じゃないわ。私は本気で言っているのよ」彼女はそう言うと僕の頬に手を当てる。その手は少し冷たくてひんやりとしていた。まるで蛇に睨まれた蛙のような気分だった。

「私ね、貴方のことが気に入ったのよ。だから貴方を手放したくないの……貴方も私のことが好きでしょう?」
 僕は何も言えなかった。なぜか彼女は僕が彼女に逆らえないと確信していた。
「隠さなくてもいいわ。私も貴方のこと好きになっちゃったもの」彼女はそう言うと僕の首に手を回して抱きついてきた。彼女の甘い匂いに頭がくらくらしてしまう。
「ねぇ……いいでしょう? 私たち体の相性もとても良かったことだし」彼女はそう言って僕の股間を撫で回してきた。そこは既に硬くなっており、ズボンの上からでもわかるほどだったが彼女は気にせず触り続ける。
「ほら……こんなに大きくなってるじゃない」
 僕は恥ずかしさで顔が熱くなったが、同時に興奮している自分にも気づいていた。

「なんだか……欲しくなってきちゃったわ」彼女はそう言うと再び僕に口づけてきた。舌が絡み合い唾液を交換するような濃厚なキスだ。僕もまた我慢できなかった。彼女の背中に腕を回して抱きしめると、そのまま押し倒すようにして覆い被さった。そして今度は僕の方からキスをすると、そのまま激しく彼女を求めた。彼女もそれに応えるように僕のものに触れてくる。
「んっ……ちゅっ……はぁ……んむっ」
 互いの吐息が混じり合う中、僕たちは夢中で求め合った。

「ねぇ……今度は私を貴方のものにして?」彼女はそう言うと自ら脚を開き秘所をあらわにした。彼女の黒く肥大化した陰唇に僕はごくりと唾を飲み込む。そしてそのままゆっくりと挿入していった。彼女の中は温かくて柔らかで、包み込まれるような感覚に陥る。
「んっ……入って、きた……若い子って本当にすごいわ」彼女は少し苦しそうな表情を見せたが、すぐに笑顔に戻った。
「動いていいわよ……」彼女がそう言うので僕はゆっくりと腰を動かし始める。最初はぎこちなかったが徐々に慣れてくるとスムーズに動けるようになった。

「あんっ……いいっ……もっと強くしてぇ……」彼女が求めるままに僕はピストン運動を繰り返す。
「あぁっ……そこっ、いいのぉ! もっと突いてぇっ!!」彼女の声はどんどん大きくなる。
 そしてついに限界を迎えたのか、彼女は体を仰け反らせるようにして絶頂を迎えた。それと同時に膣内が激しく痙攣し、僕のものを締め付けてきた。その快感に耐えきれず僕もまた彼女の中で果てた。どくんどくんと脈打つ度に大量の精子が放出され彼女の中を満たしていく。
 やがて全てを出し切った後、僕は彼女の上に倒れ込んだ。彼女もまた荒い呼吸を繰り返しており、汗ばんで紅潮した肌が艶めかしい。
「ふふ……気持ち良かったかしら? まだ元気そうね」彼女は僕の心を見透かすように微笑み頬を撫でる。ペニスは未だ硬度を保っており、彼女の中に入ったままだ。
「じゃあ、もう一回しましょうか」そう言うと彼女は再び腰を動かし始めた。一度果てたことで余裕ができたのか、先ほどよりも激しく動いている気がする。僕はなすすべもなくただ彼女の動きに身を任せるしかなかった。結局その後二回ほど搾り取られたところでようやく満足したようだった。彼女は僕から離れると隣に横になった。

「ふふ……ありがとう、とても良かったわ」彼女は満足げに微笑むと僕の頬に軽く口づけをした。僕は何も言えず黙っていたが、心の中では複雑な思いを抱いていた。
「ねぇ……また会ってくれるわよね? 私、貴方のこと本当に気に入ったの」島谷秋代は僕に寄り添ってくると、耳元で囁いた。その言葉はとても甘く魅惑的だったが、同時に危険を孕んでいるようにも感じられた。僕はしばらく考えたが、やがて考えるのが面倒になり頷いた。
「ありがとう……嬉しいわ」彼女はそう言うと再びキスをしてきた。しばらくしてから唇を離すと妖艶な笑みを浮かべた。
「名残惜しいけど、また今度ね。楽しみにしているわ」そう言って彼女は立ち上がると「お小遣いよ」と言って、机の上に数枚の紙幣を置くと部屋から出て行った。僕は呆然としたまま彼女の後ろ姿を見送った。

◆◆◆

 僕はいつものように大学へ登校したが講義に集中できずにいた。彼女のことが頭から離れないのだ。自分の唇にそっと触れる。彼女との濃厚なキスを思い出すと股間が反応してしまいそうになるが、何とか抑え込む。
「よう! どうした? なんか顔色悪いけど大丈夫か?」
 友人の佐藤が声をかけてきたので僕は慌てて平静を装った。
「ああ……ちょっと寝不足でさ……」僕がそう答えると彼は心配そうな表情を見せた後、何かを思い出したように話題を変えた。
「そういえばさ、昨日の夜、お前にメッセージ送ったけどずっと未読だったよな。なんかあったのか?」
「え……? いや……別に何も……」僕は慌てて誤魔化したが内心動揺していた。そういえば昨夜は島谷先生との行為に夢中になってしまい、携帯電話を確認することすら忘れていたのだ。

「そっか……ならいいんだけどさ」佐藤はそう言うとそれ以上追及してくることはなかった。だが僕は内心冷や汗をかいていた。やはりこんな関係を続けて無事に済むはずがない。どうにか関係を断ち切らないと。
「ぼーっとしてないで次の講義に行こうぜ。お前も社会福祉概論だろ?」
 そうだ。次は島谷秋代教授の授業だ。「あ、ああ……」と僕は頷く。
「本当に大丈夫か? 体調悪いなら代返しとくぞ?」
 佐藤の提案は魅力的だったが、そんなことをして彼女に弱みを握られるのも怖かった。
「いや、大丈夫だよ。心配してくれてありがとう」僕はそう答えると佐藤に連れられて次の教室へと向かった。

◆◆◆

 講義が始まるまでは得体のしれない不安で仕方なかったが、講義が始まってみれば島谷秋代はいつも通りだった。彼女はいつも通り淡々と授業を進め、その間一度もこちらに視線を向けたりすることはなかった。

「じゃあ今日はここまでね」彼女はそう言って教材をまとめると教室を出て行った。
 僕も慌てて荷物を片付けて後を追ったが、既に彼女の姿は無かった。安心したような寂しいような不思議な気持ちになる。そもそもどうして僕は彼女を追って廊下に出たのだろう。自分の行動なのに動機をうまく説明できない。これじゃまるで僕が彼女と話したいみたいじゃないか。

「よう、どうしたんだ? そんなに急いで。島谷教授に何か質問でもあったのか?」後ろから声をかけられたので振り返るとそこには佐藤がいた。
「いや、……うん。さっきの授業の内容で質問したかったんだけど、遅かったみたいだ」
 僕はそう言うと歩き出した。佐藤から心配そうに「なあ……お前さ、島谷教授となんかあったのか?」と聞かれたので僕は思わず黙ってしまう。まさか昨日のことを見られていたのだろうか? いや、おそらく違うだろう。もしそうだとしたら別の訊き方をしそうな気がする。

 たぶん僕の態度に、何か不自然なところがあったのだろう。
「え……? なんでそんなこと聞くんだよ」僕は平静を装って聞き返す。
「いやお前、講義中ずっと俯いてノートばかり取って……なんか変な感じだったからさ。なんか島谷教授に怒られでもしたのかなって」佐藤が心配そうに言った。どうやら勘違いしてくれているようで僕はほっと胸を撫で下ろした。
「ああ……違うよ、そういうんじゃないんだ……」僕はそう答えると少し考え込んだ。

「あのさ、佐藤……」僕は思い切って打ち明けることにした。
 もしかするとこれはチャンスかもしれない。彼ならきっと理解してくれるはずだし相談に乗ってくれるかもしれない。昨日の彼女とのことは黙って、僕が見た彼女と男性職員との不貞行為を相談しよう。そう思って佐藤に打ち明けようとしたときだ、
「なんだか、楽しそうね。何を話しているのかしら?」島谷秋代が後ろから声をかけてきた。

「あ、いや……その……」僕は咄嵯に言葉が出ず口ごもってしまった。
 彼女はそんな僕の様子を不審そうな目で見ていたが、やがて何かに思い当たったかのように口を開いた。「ああ、そういえば貴方この間の授業のことで質問があるって言ってたわね。これから昼休みだし今からでも大丈夫かしら?」彼女はそう言って笑顔で僕の腕をとる。
 佐藤は「おお、確かにそんなこと言ってたな」と納得したような表情で頷くと「じゃあ俺、午後は講義ないからサークル棟にでも行くわ。また今度な」と言って立ち去るのだった。


(続く)