セレブ熟女教授の淫猥個人授業(6)

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 その後、僕は島谷秋代と一晩中愛し合った。彼女は何度も僕を求め、僕もまたそれに応えた。朝方になってようやく眠りにつき、目覚めた時にはすでに日が高く昇っていた。時計を見ると正午を過ぎており、隣では彼女が寝息を立てていた。大学で見る彼女は自身に満ち溢れた大人の女性だ。でもその寝顔は穏やかでどこかあどけなく見える。僕はそうしてしばらく彼女の寝顔を見つめていた。やがて彼女がゆっくりと瞼を開く。そして僕の顔を見るなりにっこりと微笑んだ。
「おはよう、よく眠れたかしら?」
 僕はその問いに思わず吹き出してしまった。自分の方が後から起きたのに、年長者然とした振る舞いでそんなことを言うから可笑しかったのだ。
 彼女はなぜ僕が笑っているのか解らず戸惑っていたが、説明するのも勿体ない気がして軽く口づけをした。島谷秋代はくすぐったそうに身をよじらせると、今度は自分から口づけしてきた。しばらくお互いの存在を確かめ合うかのようにキスを交わし続ける。やがてどちらからともなく唇を離すと見つめ合ったまま静かに微笑みあった。

「ねえ、私と付き合わない?」唐突に島谷秋代が切り出したので僕は思わず目を丸くしてしまった。
「……え?」
「だって私たち体の相性は良いみたいだし。それに、あなたにとっても悪い話じゃないはずよ」その言葉に僕は一瞬言葉を失ってしまったが、それでも彼女の提案に対して思うところがあった。
「てっきり僕の都合なんてお構いなしだと思っていたので意外でした」
「失礼ね。私だって女なのよ? 好きになった男性には弱みも見せるわ」
 彼女は拗ねたように頬を膨らませる。僕はそんな仕草をする彼女が可愛く思えた。
「それなら、そんな交換条件みたいなこと言わないでくださいよ」
「……それもそうね。ごめんなさい」彼女は素直に謝った。僕はそんな彼女を抱き寄せて髪を撫でた。「でも、僕なんかでいいんですか?」
「もちろんよ。それにあなたは私が見込んだ人ですもの」彼女はそう言うと僕にキスをした。それは今までのような扇情的なものではなかったが、それでも彼女の愛情が伝わってくるような気がした。僕もまた気持ちを込めて彼女の手を握り指を絡める。彼女は嬉しそうに微笑むと僕に抱きついてきた。そのまま僕たちはしばらくの間お互いの体温を分かち合う。

「ねえ、次はいつ会えるかしら?」島谷秋代はそう尋ねてきた。
「そうですね、来週の木曜なら……いえ、島谷先生が望むなら時間をつくります」僕が答えると彼女は嬉しそうな表情を浮かべた。
「80点ね。合格点だけど満点には足りないわ」僕は少し考えて言う
「秋代さんのためなら、いつでも時間を作ります」
 彼女は僕の頬に軽く口づけをすると耳元で囁くように言った。「正解よ、やっぱり筋がいいわね」彼女は満足そうに微笑むと僕の耳元に息を吹きかけた。僕はくすぐったさに身をよじらせたが、彼女はもう逃がさないと言わんばかりにさらに強く抱きしめてくる。「これからもっとすごいことを教えてあげるわね」「楽しみにしてますよ」僕は彼女の体を抱き寄せると、そのまま唇を重ね合わせた。そして今度はさっきよりも長く濃厚で情熱的なキスを交わすのだった。

◆◆◆

 彼女は僕に多くのものを与えてくれた。それは知識だけではなく、精神的な面でもそうだ。彼女の愛情はとても深く、教師としても恋人としても、常に僕のことを考えて行動してくれているのが伝わってきた。かつて感じていた大学教授としての島谷秋代のイメージとのギャップに戸惑うこともあったが、僕としても彼女との関係は心地良かったので、この付き合いがずっと続いてくれればいいと思っている。

「秋代さん、最近なんだか性格が変わりました?」ふと思いついて訊ねたことがある。
「どういうことかしら?」彼女は心当たりがないようだ。「昔は綺麗だけど隙がなかったのが、最近は柔らかくなった気がします」僕がそう言うと彼女は少し考えるような仕草を見せた後で「きっと、あなたといるからかしらね」と答えた。
「どういう意味ですか?」今度は僕が聞き返すが、彼女は悪戯っぽく微笑んで僕の唇に人差し指を当ててきた。「秘密よ」彼女の表情はとても魅力的で、それ以上追及する気にはなれなかった。

「それよりも、あなたこそどうなの? 私以外の女性に手を出してないでしょうね?」秋代さんは探るような視線を向けてくる。僕はゆっくりと首を振った。「僕が他の女性で満足できるはずないじゃないですか」この人は何を言っているのだろう。「僕をそう躾けた張本人の貴女が知らないはずないでしょう?」彼女はじっと僕を見ていたが、安心したのか微笑むと僕の頭を撫でた。子供扱いされているようで少し不満だったが、彼女に触れられることは嫌いではないのでされるがままになっていた。

「ふふ、いい子ね。そんなに想ってくれるなんて嬉しいわ」彼女は優しく微笑むと僕にキスしてきた。それを受け入れつつ彼女を抱き寄せると抵抗することなく僕の腕の中に収まっている。
「ねえ……もっと……」彼女は甘えた声で囁くと再び唇を重ねてきた。お互いの体温を感じながら何度も口づけを交わすうちに、次第に興奮が高まってきたようだ。彼女の息遣いが荒くなるのを感じた僕は一旦唇を離した。
「秋代さん……愛してます」彼女の目は潤んでおり頬も紅潮しているように見えた。僕はそんな彼女にもう一度口づけするとそのまま抱きしめた。彼女は抵抗することなく受け入れてくれる。僕は彼女の背中をさすったり、髪を撫でたりする度に彼女が反応していることを感じることができた。

 彼女は僕の首に腕を回すと自ら舌を絡める。僕もそれに応えるように積極的に彼女の口内に侵入した。しばらくの間お互いの唾液を交換し合った後でゆっくりと唇を離した。そして至近距離で見つめ合うと、改めて彼女を強く抱きしめた。彼女もまた僕を抱きしめる腕に力をこめる。二人の身体が隙間なく触れ合う。「好きよ……愛してる」秋代さんはそう言うと僕の首筋に顔を埋めた。「僕もです」「ふふ……嬉しい」彼女は首筋に口づけながら嬉しそうに呟く。僕はそんな彼女の髪を優しく撫でた後、ゆっくりと押し倒した。

◆◆◆

「おはようございます」キッチンで朝食の準備をしている秋代さんに声をかける。彼女は振り返り笑顔を浮かべる
「あら? もう起きたの? まだ寝ててもよかったのに」彼女はそう言いつつテーブルに朝食を並べている。「いえ、そろそろ起きないと間に合わなくなるので……」僕は時計を見ながら答える。時刻は午前7時を回ろうとしていた。
「大丈夫よ、今日はそんなに急がなくても間に合うから」秋代さんはそう言いながら僕に抱きついてくる。彼女の大きな胸が僕の胸板に押し付けられ、柔らかな感触を伝えてくる。

 秋代さんとの交際はそれなりに上手くいき、僕が大学を卒業するまで続いた。そして無事に大学を卒業した今では、彼女が代表取締役を務める法人に就職し、今日から彼女の下で仕事を手伝うことになっている。
「ご飯できてるから、一緒に食べましょう?」秋代さんはそう言うと僕を食卓へと引っ張っていく。テーブルの上に並んだ料理を見るとどれも美味しそうだ。僕は席に着くといただきますと言い箸を手に取った。
「どう? 美味しい?」「はい、すごく美味しいです」僕がそう言うと彼女は嬉しそうに微笑む。その笑顔に思わず見惚れていると不意にキスをされた。

 舌を絡ませ合う濃厚な口付けを交わしてからようやく解放されると、彼女は妖艶な笑みを浮かべた。「ふふっ、もっと味わってね」そう言って再び唇を重ねてくるので僕もそれに応えるように舌を動かした。「ごちそうさまでした」彼女はそう言うと僕の口元についたソースを舐めとる。
「ふふっ、本当に美味しそうに食べるわね」彼女は微笑むと食器を片付け始める。その様子を見ながら僕は朝食を食べ終えた。


(続く)