職場のパート主婦の肉体と不倫に嵌まった(6)
「いらっしゃいませ!」
店の中に足を踏み入れると同時に元気な声で出迎えられる。ここはとある町の喫茶店だ。店内はそれほど広くなく、カウンター席とテーブル席を合わせても10人も入れば満員になってしまう程度の広さしかないが、その分アットホームな雰囲気があるせいか常連客を中心に人気があるようだ。
俺は目立たない奥のテーブル席に腰掛けるとコーヒーを注文した。ほどなくして目の前に置かれたカップを手に取り口に含むと芳醇な香りが鼻腔をくすぐる感覚を覚えた。やはりこの店のコーヒーは美味い。これなら毎日通ってしまいそうだと思いつつ二口目を飲んだところで、不意に声をかけられた。
「中村さん、お待たせしました」朗らかな笑顔でそう声をかけてきたのは藤田由香里だ。
押し切られて始まったような彼女との不倫関係は、今もこうして続いている。仕事終わりに互いの家に行き抱き合ったり、休日を合わせてこうして一緒に外出したり。倫理観や常識、世間体から最初は抵抗していた俺も、いつしか彼女との不倫関係にすっかり嵌まっていた。それは彼女も同じようで、関係を重ねれば重ねるほど、彼女はより強い刺激を求めて大胆になっていった。
どうやら彼女は雑誌やネット、動画コンテンツを参考にして、やってみたいプレイやシチュエーションのストックをしているらしく、積極的に提案をしてくれる。そして俺が要望に応える度に、彼女は新しい快感を覚えていき、もっともっとと新たな試してみたいと思うようになった。元々そう言う素質や傾向はあったが、今ではすっかり淫乱な女になってしまった藤田さんとの関係は、誰にも言えない秘密の関係だ。それでも俺はこの関係をやめるつもりはないし、彼女もまた同じ気持ちのようだった。
「言われた通りにしてきたか、見せてください」俺は藤田さんに命令する。
「……はい、もちろんです」
彼女は小型のリモコンを取り出すと、期待に満ちた眼差しで見つめながら俺に手渡した。スイッチを入れると「あっ……ん」と呟き藤田さんが頬を赤らめる。
「ちゃんと着けてきたみたいだな」俺はニヤリと笑う。「だって、あなたが着けてこいっていうから……」藤田さんは恥ずかしそうにしながら答えた。
「スカートをめくってみろ。どうなってる?」「はい」藤田さんは素直に従うと、ゆっくりとスカートを捲り上げる。そこには黒いガーターベルトが着けられており、さらにその奥には黒レースのTバックが見えた。
「へぇー、よく似合ってるじゃないか」俺は満足気に言う。
「ありがとうございます……」彼女は少し照れた様子を見せつつも嬉しそうな表情を浮かべている。
「この奥におもちゃが入ってるわけだ。とんだ淫乱妻だな」そう言いながら俺は強度を最大にする。
「あっ、だめぇ イっちゃいましゅうぅ」藤田さんは身体を大きく震わせるとその場にへたり込んでしまった。どうやら軽く達してしまったようだ。だがそれでもなお機械は止まることなく振動を続けているため、彼女は腰砕けになりながらも必死の形相で耐えようと試みている様子が見られた。俺はその姿を横目に見つつコーヒーを口に含んだ。
「ほら、しっかりしろ」俺はそう言って彼女に手を差し伸べる。すると彼女はその手を取り立ち上がるとそのまま抱きついてきた。そしてキスをせがむように顔を寄せてくるのでそれに応えてやることにした。舌を差し込み絡め合わせる濃厚なディープキスだ。しばらく続けているうちに段々と興奮してきたらしく、藤田さんの鼻息が荒くなるのがわかった。
「もっとして欲しいか?」そう聞くと彼女はコクリと肯く。俺は再び唇を重ねると今度はさらに激しく貪るような口付けをした。互いの唾液を交換し合う音が響く中、やがてどちらからともなく口を離すと銀色の橋がかかった。
「お願い……もう限界なのぉ」藤田さんは潤んだ瞳で訴えかけてくるが、ここで簡単に許すつもりはない。「ダメだ」そう言って俺は彼女の口元を手でふさぎ、クリトリスを摘まみ上げるようにしながら振動を強くした。
「ひぃぃっ!ダメッそれ無理ぃ!」俺の手のひらの中で、藤田さんは絶叫にも似た声を上げると身体を仰け反らせた。目立たない席の死角になる位置で、くぐもった声とはいえ、あまり遊んでいるとそのうち気づかれそうだな。彼女の愛液も溢れ出し、太ももを伝って滴り落ちていくのが見えるようになったので一旦止めることにする。
「はぁ……はぁ……」肩で息をする藤田さんの耳元で囁いた。
「そろそろホテルに行きましょうか。今日は電車の中で触って欲しいんですよね? 軽くイってたみたいだけど本番はこれからだ。電車の中でもっといじめてあげますから」「はい……」藤田さんは期待に満ちた声で返事をする。
「もしかしたら他の男に気づかれるかもな? そうなったらちゃんと満足させてやるんだぞ」
「はい、頑張ります」藤田さんはそう言うと俺の腕に自分の腕を絡ませる。そして恥ずかしそうにしながらも首を縦に振った。どうやら満更でもないらしい。彼女の顔を見ると目が合ったので軽く微笑むと彼女もまた微笑み返してくれた。
俺たちの不倫関係はこれからも続いていきそうだ。今から駅に向かえばちょうど電車に乗れるだろう。店を出て駅まで歩きながら、俺は藤田さんの尻を撫で回し始めた。最初は抵抗していた彼女だったがすぐに受け入れてくれたようで、むしろ積極的に腰を振り始めていた。
「あっ……あんっ」通りでこんなに感じてしまって大丈夫なのだろうか? まあ今更か、なんならもっと見せつけてやりたいくらいだがそれはまた別の機会にしておこう。
「電車で楽しんだら、そのまま俺の家で可愛がってやるよ。今夜は返すつもりないから」
「はい、お願いします……」藤田さんは甘えた声で答える。「中村さん、大好きです」
彼女の表情は完全に蕩けきっており、口元はだらしなく緩んでいる。こんな姿を会社の同僚たちが見たらどう思うだろうか? きっと驚くに違いないな。そんな彼女の姿を見られるのは俺だけだと思うと優越感に浸れるというものだ。俺しか知らない裏の顔があるように、彼女しか知らない顔もあるのかもしれない。それを一枚一枚あばいていくのもまた一興だろう。
この関係は二人だけの秘密だ。これからどうなるのかも判らない。少なくともロクな未来は待っていないだろう。だが別に構わない。退屈する暇もない今の生活を俺は楽しんでいるからだ。
「あっ、そこぉ……」
彼女もまた俺にされるがままになっているが、その表情はとても幸せそうだ。そんな彼女に対して俺は遠慮なくスカートの中に手を入れ股間を愛撫を愛撫する。藤田さんも俺の腕に抱きつき、胸を押し付けて勝手に気持ちよくなっている。
「そこって? ちゃんと言ってくれないとわからないな」意地悪く聞き返すと彼女は顔を真っ赤にしながら答えた。
「私のおまんこです……」
「よく言えたな、ご褒美をあげよう」俺はそう言うと、ローターのスイッチを入れた状態で彼女の膣内へ押し込んだ。その瞬間ビクンッと大きく跳ね上がる彼女だったがすぐに体勢を立て直すと俺に寄りかかってきたので受け止めてやることにする。本当に感じやすい身体になったものだ。駅に着くまでに何度イくかな。あまり歩くペースが落ちると電車に乗り遅れそうだが、まあ、それならそれでいいか。電車を待つ間に彼女で遊べばいいだけだ。駅の多目的トイレなんか面白いかもしれない。
いずれ彼女との関係がバレる日が来るかもしれない。だが今の俺は、それはそれで楽しみだなとも思っている。彼女の旦那の目の前で抱いてやったら、見たこともないくらい感じるのではないだろうか。案外、旦那も変な方向に目覚めるかもしれないしな。俺は想像して喉の奥で笑う。せいぜいその時まで存分に彼女との関係を楽しませてもらうとしよう。
(終)