極上の名器をもつ淫乱熟女との不倫(1)
大学在学中から卒業後の数年間にかけて、大家さん夫妻の奥さんと関係をもっていた。名前は由紀子といい年齢は当時で40代前半くらいだったと思う。出会ったのは入居した一年生の春、男女の関係になったのは二年生の頃だ。きっかけ(きっかけという表現が適切なのかは自信がないが)は、僕が彼女の着替えを見たことだった。
当時、僕が下宿していたアパートは大家さんの住む一軒家と敷地の一部が繋がっていた。借りていた部屋の扉を開けると大家さん宅がちょうど見える位置にあり、外出時に由紀子さんと出会い挨拶することも少なくなかった。彼女は保険営業のお仕事をしていたらしく、年齢相応の成熟した色気のある女性だった。顔はそこまで美人だとも思わなかったが、綺麗な脚と豊かな胸を引き立てるようなスーツ姿に淫らな妄想をしたこともある。そんなときは、熟女もの生保レディのアダルト動画を探してオナニーしたりしたものだ。
そんなある日、外出しようと扉を出たところで、たまたま窓辺に裸で立つ彼女を見かけたのだ。普段は服の上から想像するしかなかった彼女の裸体は、ごく控えめにいってとても卑猥だった。一般的に言って、性的な脈絡のない状況で見る女性の身体は、エロさよりも美しさが先立つように思う。だが彼女のほどよく垂れた巨乳も、すらりと細いのに白くて柔らかそうな美脚も、それは美しいというよりも男の欲情を効率よく刺激するために時間をかけて成熟したような、淫らないやらしさがあった。妄想でも邪推でもなく、もっとシンプルな感想として、この女性は配偶者以外の男性と恋愛感情の伴わない快楽のためのセックスを日常的にしているのだろうな、と自然に理解した。
そして、その日から彼女は僕の心の一部に棲みつくことになった。彼女に想いを伝えることなど考えてもいなかったが、異性として欲望の対象にするようになったのだ。それまで熟女や巨乳、美脚、生保レディといった、彼女の属性に対して性欲を抱くことはあった。だが彼女の肌を見てからは、由紀子さんという女性自身に対して、強い性欲を抱くようになったのだ。僕は出かける度にドアの鍵をかけながら、窓辺に立つ彼女を探し、彼女の裸を見る偶然が再び訪れることを望んだ。そして事実としてその幸運はたびたび僕に舞い降りた。意識して観察するようになってから、僕は何度も彼女の裸や彼女の着替えを目撃することになったのだ。不自然なほどの頻度で。
百戦錬磨の彼女にしてみれば20歳近くも年下の男の、そういった欲望には慣れたものだったのだろう。僕の部屋の扉から彼女の部屋が見えるということは、彼女の部屋からも僕の部屋の扉は見えるということだ。彼女もまたおそらく僕が彼女の着替えや裸を見ているということは認識していた。なんなら最初に僕が彼女の裸を見たのも、それは彼女が見せたからだったのかもしれない。そのことにようやく僕が気づいたのは、自分の部屋のドアを出ていつものように彼女の部屋を見たところで、こちらを裸で見つめている彼女と目が合ったときだった。
彼女は何も言うことなく、挑発するようにその裸体を僕の視線に晒していた。そこで僕は自分の願望が叶ったような満足感と、僕が彼女の裸を見たことに対するお返しのような彼女の行動に混乱して、その場で何が起こっているのか理解しようと必死になってしまった。その結果、僕はその場から動くことができず、気が付くと彼女の視線と手招きに促されるまま、彼女の家のインターホンを鳴らし、彼女の部屋に招き入れられることになった。
由紀子さんは部屋に入るなり僕をベッドに座らせた。そして自分は横の椅子に腰を下ろした。
「ねえ、どうしていつも私のことを見ていたのかしら?」
「それは……」
僕は答えに窮した。
「それは?」
由紀子さんが僕の顔をのぞき込む。その距離の近さに僕はたじろいだ。彼女の息遣いを顔に感じる。
「ごめんなさい」
僕は謝ることしかできなかった。
「どうして謝るの? 私は怒っているわけじゃないのよ」
彼女はそう言って僕の頭を優しく撫でた。そしてそのまま顔を近づけ、僕の唇にキスをしたのだ、触れるだけの軽いキスを。そしてすぐに顔を離した彼女は、今度は自分の唇を指差した。
「ね、これでおあいこ」
由紀子さんは微笑んだ。それは母親が子供を許すときのような微笑みだった。
「僕は……僕はそんなつもりで見ていたわけじゃありません」
「あら、私なんかじゃ不満?」
由紀子さんは悪戯っぽく笑った。その笑顔に、また僕の下半身が反応してしまったことは言うまでもない。それを見た彼女はさらに微笑んで言ったのだ。
「いいのよ、正直に言ってみて。あなたは私の裸や着替えが見たかったのでしょう? そして私はそれを知っていたし、それを見せてあげていた。でもあなたは私に直接それを言い出せなかった」
「はい……」
僕は正直に答えた。
「そう……じゃあこうしましょう。私はあなたの望みを叶えてあげるし、その代わり私もあなたの裸が見たいの。それでおあいこでしょう?」
由紀子さんは僕の目を見つめたまま言った。その提案に僕がどんな反応を示したのか覚えていないが、おそらく何も言えなかったのだろうと思う。そしてそれが僕と彼女の関係が始まった瞬間でもあったのだ。
「あなたも脱いで」
僕が服を脱ぐのを彼女はじっと見ている。その視線に促されるように、僕はシャツを脱いでいく。ズボンに手をかけたところで手が止まったが、彼女は何も言わずただこちらを見ているだけだ。僕は思い切ってズボンと一緒にパンツも下ろした。すでに勃起しているペニスが彼女の前で露わになる。由紀子さんはそれを見ても何も言わなかったし、瞬きひとつしなかった。そんな彼女に僕は羞恥心や抵抗感よりもむしろ興奮を覚えた。
「さあ、こっちにきて」
彼女は立ち上がりベッドへと移動した。そして僕を手招きする。僕は彼女の前に跪き、その美しい顔を見上げた。
「よく見せて」
そう言って彼女は僕のペニスに触れたのだ。初めて自分以外の誰かに触られる感触は想像していたよりもずっと強烈だった。それはまるで電気が走るようで、思わず腰が引けてしまったほどだ。だが由紀子さんは容赦なく僕のそれを弄ぶ。優しく揉むように、そして竿を握った手は上下にゆっくりと動かされる。
「どう? 気持ちいい?」
僕はただ頷くだけだった。彼女はさらに手の動きを早める。その快感に耐えられず腰が引けてしまうが、それでも彼女は手を離そうとしない。それどころかもう片方の手で玉を揉み始めたのだ。彼女の手が触れる度に身体が震えてしまうほどの快感に襲われる。やがて限界を迎えた僕は、そのまま彼女の手に精を放ってしまったのだった。それは今までに感じたことがないほど長い射精だった。
「若いのね」
彼女は満足気に笑いながら、僕を抱き寄せた。そしてそのままベッドに倒れ込み、今度は彼女に覆い被さるような体勢になる。由紀子さんは僕のペニスを握りながら耳元で囁いた。
「ねえ、もっと気持ちいいことしたくない?」
僕は何も言えなかったが、彼女の手の中でまた硬さを取り戻している自分のモノを感じていた。彼女はそれを見逃さなかったのだろう。彼女の裸体は僕にとって初めて目にする女性のものだった。好奇心と性欲に抗うのは難しい。彼女の身体を間近でくまなく観察したいし、美しい曲線を描くそのエロティックな体つきに見とれていた。
「あなたは何もしなくていいのよ」
そう言って彼女は僕のペニスを口に含んだのだ。生暖かい感触に包まれる快感に僕はまた声を出してしまう。そんな僕に構わず、彼女は舌を動かし始めた。それは今まで味わったことのない快感だった。そして同時に、自分のモノが他人の口に咥えられているという事実に興奮を覚えた。由紀子さんは僕を見上げながら微笑むと、さらに激しく頭を動かし始める。あまりの気持ちよさに腰から溶けそうになる。彼女は僕の尻を両手で抱え込み、さらに深くまで咥え込んできた。そして彼女の指が僕の後門の辺りを優しく愛撫した瞬間、僕は二度目の射精を迎えた。先程の射精と比べて量は少ないが、それでも勢いよく飛び出した精子は彼女の口に収まらず、彼女の顔や胸に飛び散ってしまったのだった。
「すごく出たわね」
由紀子さんはゆっくりと身体を起こしながら言った。
「今度はあなたの番よ」
そう言って彼女はベッドに仰向けに横になると僕を誘うようにじっと見つめた。僕は戸惑いながらも彼女に覆い被さり、その大きなおっぱいに触れた。柔らかくて弾力のあるそれは僕の手に吸い付くようで、軽く揉んだだけで指が沈んでしまう。僕は夢中になってその大きな乳房を揉み続けた。由紀子さんは時折吐息を漏らすものの、それ以上は何もしてこない。
「ねえ、遠慮しないでいいのよ」
彼女はそう言って僕を抱きしめると唇を重ねてきた。舌が侵入し歯茎を舐められる感覚に背筋がゾクゾクするような感覚を覚えると同時に、下半身に血液が集まっていくのを感じる。キスをしながら僕は彼女の胸に触れたままの手を動かし始めた。最初はゆっくりと円を描くように動かし、次には徐々に力を強くして強く揉んでみる。彼女は時折身体をピクっと反応させながらも僕の愛撫を受け入れているように見えた。やがて僕は我慢できなくなり彼女の胸の先端を口に含んだ。舌で転がすように舐めたり吸ったりする度に彼女は甘い声を上げるようになった。そして今度は逆側も同じように愛撫する。
「そろそろ下の方も触ってほしいわ」
お願いのような指示に従い、僕はゆっくりと彼女の秘所へと手を伸ばす。そこはすでに濡れており、指先でなぞるとくちゅりと音を立てた。由紀子さんは懸命に試行錯誤する僕を楽しそうに眺めながら、指の動きに合わせて答えわせのように小さく喘ぎ続けている。そして僕は彼女の割れ目に指を入れてみた。熱くヌルリとした感触と肉襞の締め付けが僕を襲う。それはとても不思議な感覚だった。指先を動かしながらクリトリスに触れると彼女が一際大きな声を上げたので、重点的に攻めてみることにした。
「そこ……気持ちいい」
彼女はそう呟くと僕に抱きついてきた。その反応が嬉しくてさらに強く刺激を与えることにする。すると突然、由紀子さんが再び僕のペニスを握り上下に動かし始めたのだ。突然のことに驚きつつも、彼女の手の動きに合わせて僕も手を動かし続ける。やがて限界を迎えそうになると彼女はそれを察したのか手の動きを止めた。そして「今度はこっちよ」と囁きながら僕の上に跨ってきたのだ。そのまま騎乗位の体勢で僕のペニスは由紀子さんの中に入っていく。
「ああ……すごい」
由紀子さんは大きく息を吐くと動き始めた。僕はその刺激に耐えきれずにすぐに絶頂を迎えそうになる。たぶん彼女の手と口で射精していなければ、間違いなく挿入と同時にイっていただろう。初めての女性経験である僕にはわからなかったが、彼女の膣はいわゆる名器だった。そしてさすがに入れた瞬間に射精することはなかったものの、彼女が二度三度と腰を動かすと瞬く間に射精感は高まり、僕はそのまま彼女の中に射精してしまったのだった。
「あなた、たぶん童貞よね。初めてならこんなものかしら」
由紀子さんは微笑みながら言った。僕は恥ずかしさと情けなさで何も答えられなかったが、彼女は特に気にしていない様子だった。そして「気持ちよかった?」と聞いてきたので素直に頷くと彼女もまた嬉しそうな顔をした。
「気にしなくてもいいのよ、若いぶん回復も早いみたいだし」
そう言って今度は由紀子さんの方から僕に覆い被さってきた。その体勢のままキスをされながら乳首を弄ばれる。それだけでも十分なほどの快感なのに、さらに彼女の指が僕のアナルに入ってきたのだ。異物感に戸惑う僕をよそに、由紀子さんの指は腸壁を擦りながら奥へと進んでいく。
「あなたの、おちんちん良い形をしてるわ。これから私が色々教えてあげるわね」
彼女は耳元で囁くと僕の耳を舐めたり甘噛みし始めた。そして同時に彼女の指はさらに深くへと侵入してくる。僕は必死に耐えようとしたが無駄だった。由紀子さんは僕を抱きしめたまま何度もキスをしながら囁いた。
「いいのよ、我慢しないで」
その言葉を聞いた瞬間、僕はまた絶頂を迎えてしまったのである。しかも今度は自分の意思ではなく強制的にだ。あまりの快感に耐え切れず意識を失いかけたが、それでもまだ勃起したままのペニスに由紀子さんの手が触れた。
「若いから、すぐできるわよ」
彼女は微笑むと自らベッドに倒れ込み、両足を僕の腰に回すとそのまま引き寄せる。僕は誘われるように再び彼女の中に挿入した。生暖かい膣内にペニスが包まれる感覚は、また声が出てしまうほど気持ちよかった。そのまま前後に腰を動かされるとすぐに四度目の絶頂を迎えてしまったのである。それでも由紀子さんの動きは止まらないまま、僕はひたすらピストン運動を繰り返していた。結局五回目の射精を迎えるまで一度も休ませてもらえなかったのだ。
「あなた才能あるわね」
そう言って笑う彼女の表情は妖艶だった。
「ねえ、またしたいでしょ?」
僕は黙って頷くことしかできなかった。
(続く)