極上の名器をもつ淫乱熟女との不倫(4)

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 翌日、僕たち二人は朝食を食べ終わるとチェックアウトの時間まで部屋でくつろいでいた。由紀子さんはと言えば僕が淹れた珈琲を飲みながら旅行雑誌を広げて付箋を貼っている。
「ねぇ、次の連休どこか空いてない?」
 彼女は思い出したように僕に話しかけてくるので僕はスケジュールを確認しながら答えた。
「今のところは何も予定はないですね」
 それを聞くと彼女は嬉しそうに微笑みつつ自分のスマホを操作し始めたかと思うと僕の肩にもたれかかってきた。そして画面を見せてきた。そこに表示されていたのはとある温泉宿の予約画面だった。どうやら既に予約まで済ませてあったらしい。
「私のお気に入りの場所なの」
 そう言って彼女が見せてくれた写真には見覚えがあった。そこは有名な高級温泉街で、僕のような学生が一人で旅行するような場所ではない。
「あそこって結構値段高いですよね?」
 僕の質問に彼女は少し自慢げな表情で答えた。
「大丈夫よ、私が奢るから気にしないでちょうだい」
 そんなやり取りをしながら僕たちはその日を迎えることになったのだ。

 先週は由紀子さんの出張に同行してホテルで宿泊したかと思えば、今週の連休にはこうして彼女と一緒に温泉街を歩いている。こうしているとまるでデートのようで、僕は一体何をしているんだろうと思わないでもない。
 やがて由紀子さんに連れられて訪れたその旅館は、今までに訪れたことがない立派な建物だった。女将さんに案内された部屋は広くて豪華な和室で、窓から見える景色も素晴らしい。荷物を下ろして一息ついた後、僕らは早速客室に備え付けの専用温泉に浸かりに行くことにした。
 脱衣所で服を脱いでいる最中も僕は彼女の体から目を離せなかったのだが、それはどうやら彼女にも見透かされていたようで苦笑されてしまった。そしてそのまま露天風呂へと向かうとまずは体を流してから湯船に浸かった。少し熱めのお湯が疲れた体に染み渡るようで心地良い。

 しばらくすると彼女もやって来て僕と並んで座った。そのまましばらく無言で湯浴みをしていたのだが、不意に由紀子さんの方から話しかけてきた。
「ねえ、私の体を見て何か思うことはない?」
 その言葉にドキッとしてしまったが、僕は平静を装って答えた。
「とても綺麗ですよ」
 そんな僕の言葉に満足したのか彼女は嬉しそうな表情を浮かべると言った。
「ありがとう、でももっとよく見ていいのよ」
 正直なところ明るいところでまじまじと見るのは、自分がどんな表情をしているのか考えると恥ずかしいのだが、視線を逸らすこともできないので僕は彼女の体を見つめることにする。細く引き締まったウエストにほどよく肉のついたヒップと脚、そしてそこから伸びる白い手足はまるで芸術品のような美しさを誇っていると思う。特にその胸の大きさと形の良さには目を奪われてしまうほどだ。由紀子さんはその大きな胸を下から持ち上げるようにして揺らしながら僕に見せつける。
「触りたそうな顔してる」そう言って彼女は嬉しそうに笑った。
「だから正面から見るのは嫌なんですよ、由紀子さんの身体を見て鼻の下を伸びてる自覚ありますもん」
 僕が冗談っぽく言うと彼女も笑ってくれた。
「私のシミやシワの増えた身体でも若い男の人が興奮してくれるのねえ……」
 冗談っぽく呟きはしたが、そこには半分くらい彼女の本音が混ざっていたのかもしれない。

 不意に由紀子さんが湯船から立ち上がった。何をするのだろうと思っていると彼女はこちらに背中を向けてお尻を突き出してきたのだ。まるで後ろから突いて欲しいと言わんばかりのポーズだ。僕はゴクリと唾を飲み込むと彼女の腰を掴んで自分の方に引き寄せるようにして挿入した。その瞬間、由紀子さんの口から甘い声が上がる。そのままピストン運動を開始すると彼女は気持ち良さそうに喘いだ後で言った。
「ねえ、キスして」
 その言葉に誘われるようにして唇を重ねると同時に舌を絡ませ合う。お互いの唾液を交換し合うような濃厚なディープキスだった。その間も由紀子さんは僕のモノを締め付けるようにして離さない。僕らはしばらくの間そうやって快楽を共有していたのだが、やがて絶頂に達しそうな程に射精感が高まってきたので、快楽を求めて動き続けようとする腰をどうにか止める。
「どうしたの? もう終わり?」
 そんな物足りなさそうな顔で言う彼女に僕は申し訳なく思いながら答える。
「すみません、イキそうなので少しだけ休ませてください」
 以前に比べれば多少は僕の持久力も増したが、それでも彼女の膣の具合は圧倒的で容易く射精しそうになる。
「もう……仕方ないわね」
 そんな僕の言葉を聞いた彼女は、渋々といった様子で許してくれた。

 僕は一旦、彼女の中からペニスを出すと湯船の中に腰掛け彼女の豊かな胸に手を伸ばす。後ろから鷲掴みにするようにして揉んでみると柔らかい感触が伝わってきたので思わず夢中になって揉み続けてしまった。その度に由紀子さんの口からは甘い吐息が漏れ聞こえてくる。やがて彼女が焦れたように言い出した。
「ねぇ、早く入れてよ……」
 その声に促されるようにして再び挿入すると、今度は最初から激しく腰を動かすことにした。パンッという肌同士がぶつかり合う音が響き渡る。その度に由紀子さんの口からは喘ぎ声が漏れ出した。
「あっ、すごいぃ……」
 彼女はすっかり蕩けきった表情をしていた。そんな彼女を見ていると僕も興奮してくるというものだ。半年前は彼女を十分に気持ちよくできる前にイってしまっていたことを思うと、わずかな自信と自らの成長もまた実感する。僕は限界の寸前まで我慢しながら、さらに激しく腰を振り続けた。やがて絶頂が訪れたのか、彼女の膣内が激しく痙攣し始めたかと思うと僕のモノを強く締め付けてきたので、僕も堪らず射精してしまった。達成感を抱きながらドクンドクンという脈動に合わせて精液を吐き出す感覚に酔いしれつつ余韻に浸っていると不意に彼女がこちらを振り向いて言った。
「ねえ、まだできる?」
 その言葉に僕は思わずドキッとしてしまったが、なんとか平静を装って答えることができた。
「もちろんです」
「じゃあ今度は私が上になってあげる」
 そう言って彼女は立ち上がると僕の上に跨がるような形で乗ってきた。対面座位の体勢である。僕は彼女の細い腰に手を添えるようにして支えた状態で、ゆっくりと挿入していくことにする。そのまま根元まで飲み込まれるようにして全てが入ったところで一息つくことにした。

 由紀子さんはと言うと余裕そうな表情を浮かべながら僕を見下ろしている。そんな彼女を見ているとなんだか悔しくなってきたので反撃とばかりに下から突き上げるようにして腰を動かしてみたところ、予想外だったのか彼女は驚いたような声を上げた。
「あっ……」
 どうやら今の一撃が効いたらしく由紀子さんは僕にもたれかかってきた。僕はそれを受け止めて耳元で囁く。
「可愛いですよ」
 その言葉に反応してか膣内が激しく収縮し始め、まるで搾り取ろうとするかのように締め付けてきた。危うく出してしまいそうになったのだがなんとか堪えることに成功する。しかしそれでも僕と由紀子さんの戦力差は明らかなので一旦動くのをやめることにしたのだが……そこで不意に由紀子さんが僕の首の後ろに手を回してきたかと思うとそのままキスしてきた。普段のセックスではあまりとらない、由紀子さんの突然の行動に混乱する。
 舌を入れられ口内を舐めまわされる感覚に背筋がゾクッとする感覚を覚えつつ僕もまた彼女の背中に手を回し抱きしめるような体勢になった。そして再びピストン運動を再開することにしたのだが、彼女の腰の動きで制御されているせいか、今度は先程とは打って変わってもどかしくゆっくりとした動きだ。それでも十分すぎるほどに気持ちが良いのだが、やはり絶頂には至らないため歯がゆいになってくるのを抑えられないでいた。普段はただその具合の良さに射精するしかなかった彼女の名器だが、こんなふうに快楽を送り続けながら、あえて男をイカせないようにもできるのか。
「ねえ、もっと激しく動きたい?」
 そんな僕の様子を察してか由紀子さんが尋ねてきた。僕が素直に頷くと彼女は満足そうに微笑むと僕の耳元に口を近づけてきて言う。
「じゃあ、まずは一緒にイきましょうか……」
 そんな甘い囁きと共に僕らは絶頂を迎えた。僕は膣内で盛大に射精し由紀子さんもまた小さく身体を震わせて達しているようだった。だがこれで終わりではないとばかりに再び動き始めた彼女を見て僕もまたそれに応えるようにして下から突き上げるのだった。結局その後も室内に移動し、布団の上で何度も交わり続けてしまい最後には二人とも疲れきってそのまま眠ってしまったのだが、翌朝も目を覚ますなりすぐに求め合うように身体を重ね合うのだった。


(続く)