極上の名器をもつ淫乱熟女との不倫(5)
一般的に男女間のセックスの回数は、交際期間が長くなるほど減少するのではないかという気がする。ただ由紀子さんとの関係についていえば、付き合いが長くなるに連れてセックスの頻度も回数も増えていった。その理由として僕も彼女も性欲がかなり強い方というのがある。
彼女の膣の具合は名器と呼ぶべきもので、慣れていない男なら一分ともたず射精してしまうものだ。そのため由紀子さんは不特定多数の相手と乱交をすることで男性器をローテーションして自らの性欲を発散していた。そして由紀子さんと関係を持ち始めた頃の僕は、それを若さに任せた回復力と回数で補っていた。加えて、ごく近い距離に住んでいるという利便性を活かして、彼女の気が向いたときにセックスをしたり、さらには延々と彼女の性器を舐めて満足させたりもした。
そうして飽きることなく回数を重ねるごとに、自然とお互いを深く理解し合えたように思う。平日の昼間から自室のソファに並んで座ってお酒を飲み、ドラマの再放送をお互いの性器を触り合っていると、まるで恋人同士であるような錯覚すらを覚える。彼女と深い関係になってからの日々は、僕にとっては夢のような期間だった。由紀子さんにとってもそうであればいいと思うのだが、果たしてどうなのだろうか? そんなことを考えていると不意に彼女が僕の顔をのぞき込んできたかと思うと言った。
「今日はどんなことをしましょうか?」
その言葉に僕は一瞬戸惑ってしまったもののすぐに気を取り直して答える。
「由紀子さんの好きなことをしたいです」
そんな僕の言葉を聞いて彼女は嬉しそうな表情を浮かべると言った。
「じゃあ、まずはベッドに行きましょうか?」
そんな彼女の提案に従って僕らはベッドに入ったのだが……そこでふとあることを思い出して僕は彼女に尋ねた。
「そういえば、ずっと避妊してませんけど大丈夫なんですか?」と僕が言うと彼女は少し困ったような表情を浮かべながら答えた。
「……まあ、話してもいいか。実はね、私もう妊娠しないの。コンドームをつけてたのは性病対策ね」
「そうなんですか?」
僕が驚いて聞き返すと彼女は小さく頷いて言った。
「ええ、最近はあなたとしかしてないから。だから生で中出しし放題よ」
色々と驚くべきことが多すぎて情報を処理しきれない。
「その、どうしてそうなったんですか?」と僕が尋ねると彼女は少し考えるような仕草をしてから言った。
「昔の話よ……」
そう言って由紀子さんは僕の目を見つめながら語り始めた。
◆◆◆
彼女が以前に勤めていた会社での話だ。大学を卒業して就職するまで、彼女は今では考えられないくらい貞淑で真面目な女性だったらしい。その彼女が変化する契機になったのは、彼女の学生時代からの友人の女性だった。その女性(咲子さんというらしい)は、とても綺麗で賢く、男性からもよく声をかけられていたそうだ。由紀子さんはそんな彼女に憧れ、一緒に夜の街へと冒険に繰り出し、男性との出会いとワンナイトを楽しみ若い頃を過ごしていたそうだ。
「私が自分のアソコの具合が良いみたいだと気づいたのもその頃ねえ」
なんでも、咲子さんと男性二人を交えて四人で楽しむことも頻繁にあり、その際に自分が相手をするときの方が男性がすぐにイってしまうことに気づいたのだそうだ。
「それで、どうなったんですか?」と僕が尋ねると彼女は少し恥ずかしそうにしながら答えた。
「私が相手だとすぐイってしまうからって他の男性を何人か紹介されたの。それでね、何人もの男性とセックスしてわかったんだけど……」
そこで一旦言葉を切る彼女だったが僕は続きを促すようにして黙って聞いていた。
「私ね、どうやら名器みたいなの。それもすごく」
そう言って照れたように笑う彼女につられて僕も思わず笑ってしまったが、そんな僕を見て由紀子さんはさらに続けた。
「だから色んな人と関係を持ってたんだけど……それでもやっぱり長持ちしなくてね。それでいつからか咲子との夜遊びも減っていったの」
それは少し意外な展開だった。てっきりその夜遊びが原因で不妊になったのかと思ったのだが。そんな僕の表情を読んだのか、由紀子さんは少し笑って言った。
「咲子とのことは良い思い出よ。それに私には娘も二人いるし、子どもが出来なくなったのは結婚してからよ」
「そうなんですか」
僕はほっと胸を撫で下ろしながら言うと、由紀子さんは僕の頭を撫でながら言った。
「心配してくれてありがとね」
そして由紀子さんは僕の股間に手を伸ばすと優しく揉みしだきながら言う。
「まあでも、悪い遊びのツケはあったみたいで、会社の人にばれちゃったのよね。私が関係を持った男の誰かから噂を聞いて興味を持ったんだって。今でもそうなんだけど、一応これでも普段は真面目で貞淑な人妻で通ってるから困ったわ」
僕は今、その貞淑な人妻の由紀子さんにペニスを握られている。彼女の手は優しく包み込むような手付きで上下に動いていたのだが、やがてその手つきが徐々に激しくなっていく。そうしてしばらくした後で彼女は手を止めて言った。
「それで、その男が参加してるパーティーに参加するように言われてね、会社でバラされても困るから一回だけという約束で参加したの」
パーティーには数十名が参加していたらしい。どこかの会場を貸し切り、最初は高級ではあるが一般的な立食パーティーとして始まったそうだ。
「たぶんお酒か料理に何か入っていたんじゃないかしら。だんだんぼんやりしてきて、気が付いたら会場のあちこちから喘ぎ声が聞こえていたわ。私もベッドに寝転がって色んな男の相手をしてた。途中で何度か気持ち悪くなって吐いた気もするわ、気を失ったと思ったらトイレで目覚めたりね」
僕は黙って彼女の話を聞く。由紀子さんの息遣いがだんだん荒くなり、どこか遠くを見るような目つきで語り続けていた。そして突然何かを思いだしたかのようにクスクスと笑いだすと言った。
「変な話だけど、あのときは自分が名器でよかったなあって思ったわ。男が勝手にすぐイクからそこまでヒドイ目には合わなかったし」
そうして彼女は再び手を動かし始めた。時折、親指で亀頭の先端をグリグリと押しながら刺激を与えてくるものだからたまらない。僕は思わず腰を浮かせて反応してしまうがそれでもなお彼女は手を緩める様子はなくむしろさらに激しさを増していった。そんな僕の様子に気が付いたのか由紀子さんは嬉しそうな表情を浮かべながら言うのだった。
「そんなことがあってから、私はまた夜遊びを再開したの。今度は咲子と一緒じゃなくて一人でね。何度か妊娠もしたし堕ろしもしたわ、子どもができなくなったのはそのせいよ。それがつい最近までの話」
そう言って由紀子さんは話を終えた。僕は後半の展開についていけず少し混乱した。
「……その、よく解らなかったんですけど、そのパーティーでの出来事は良い思い出なんですか?」
「そんなわけないじゃない、モノみたいに扱われて最悪だったわ。まあ、いい勉強にはなったけどね」
「じゃあ、どうして夜遊びを再開したんですか? それも一人で。男性が怖くなったりしなかったんですか?」
僕の質問に由紀子さんは少し困ったような曖昧な笑みを浮かべると、
「そろそろ出そう?」と言いながらペニスを触る手を優しい動きに切り替える。
僕はもう限界寸前だったので必死に我慢していたのだが、ついに我慢できずに彼女の手に精を放った。勢いよく飛び出した精液が彼女の身体にまで飛び散るが由紀子さんは嫌な顔一つせずに全て手で受け止めるとそれを口に運んで飲んでしまった。
「ふふ、美味しかったわ」
そう言って微笑む彼女を見て僕はまた興奮してきてしまった。今度は僕が彼女を気持ちよくさせたいと思い彼女に覆い被さるような体勢になるとそのままキスをした。舌を差し入れ口内を蹂躙するようにしながら右手で胸に触れると小さく喘ぎ声を上げるのがわかったのでそのまま揉んでいく。やがて唇を離す頃には既に由紀子さんの呼吸は荒くなってきていた。
「由紀子さん、そろそろ挿れても大丈夫ですか?」
「生で入れて」
その言葉を聞いた時、僕の理性は完全に飛んでしまっていたと思う。彼女の両脚を掴んで大きく広げると一気に奥まで突き入れたのだ、その瞬間に彼女が上げた声は悲鳴ではなく歓喜の声であったことは言うまでもないだろう。そのまま激しくピストンを繰り返すうちにすぐに射精感がこみ上げてくるのがわかった。由紀子さんの両脚が僕の腰に絡みついてきてホールドされる。彼女は妖艶な笑みを浮かべて言った。
「中に出していいのよ」
その言葉を聞いた瞬間、僕は最後の一滴まで絞りきるかのように思い切り腰を押しつけて彼女の中へ放出した。ドクンドクンという脈動に合わせて彼女の膣内が収縮しているような感覚がありそれがとても心地よかった。全てを出し終えた後でも僕らは繋がったままでお互いの顔を見ながら余韻に浸っていたのだが、不意に由紀子さんが口を開いた。
「ねぇ……もっとしましょう?」
その言葉を聞いた時、僕の心に迷いはなかった。そのまま抜かずに2回目が始まったのだ。結局、その日は夕方頃までずっとセックスをしていたように思う。お互い何度も絶頂を迎えていたがそれでも飽き足らずに行為を続けた結果、最後は二人とも気絶するように眠り込んでしまった。そして目が覚めると既に夜になっていて、僕らは何故だかそれが妙におかしくて、互いに笑いながら身支度を整えるのだった。
(続く)