出会い系で知り合った熟女は色々と経験豊富だった

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 出会い系で信じられないほどの若さを保つ60代女性と出会った。
 ぱっと見た感じは清楚系だが、バツ5で現在は六人目の旦那と二人暮らしらしい。
 出会い系に登録したのもお金ではなくセックス目的だというから、なかなかヤバそうな女性だ。

 何度かメッセージをやり取りし「会いたい」とこちらからお願いしてメッセージアプリの連絡先を交換。
 すぐに「来週遊べますか?」と返信が来た。

 実際に会ってみて、六度も結婚できたことについては納得した。綺麗なだけでなく可愛くて、聞き上手で優しくころころ笑う。さすがに小じわはあるけど、十分に美貌を維持している。

 それを踏まえて、五度も離婚した原因については、こうして出会い系で男と会っているという事実が色々と物語っている気がした。ちなみに現在の旦那さんとは夜の行為もそれなりにあり、セックスレスなどではないそうだ。
 旦那さんに隠れてこうして男と会っているのだから、結局、セックスが好きすぎる、ということなのだろう。

「この年になると、もう女としての喜びなんてほとんどないのよ。でもセックスは別ね」と彼女は言う。
「だから出会い系で男漁りですか?」
「そう。お金もかからないし、妊娠のリスクもない。しかも私みたいなおばさんに、同世代ならともかく若い男からのお誘いまであるんだもの」
 そう言って彼女は意味ありげな流し目を俺に寄こす。

「それが、俺と会ってくれた理由ですか?」
「そうねえ……」と彼女は少し考える仕草をしてから言う。
「私、実はね、性奴隷が欲しかったのよ。性的な意味で私に支配されてくれるようなセックスフレンドが欲しかったの。だから昔はそういう目的でナンパされてついて行ったりもしたんだけど、結局いい人に出会えなくてね。やっぱりワンナイト目的の人が多いし、何より同世代の男性とだと、私の望む関係はちょっと難しくて」

「それで出会い系に登録してみたら、あなたからお誘いがあったから乗ってみたの」
 彼女は言いながら、テーブルの上に置かれた俺の左手の薬指をそっと撫でる。俺は独身なのでそこには何も嵌まっていない。
「あなたなら、私を満足させてくれそうな気がしたのよ。私のわがままを全部受け入れてくれるような、そんな気がしたの。私の直感ってこう見えて結構あてになるのよ」
 彼女はそう言って俺の目を覗き込むようにじっと見つめた。俺は少し照れながら視線をそらす。

「それは……光栄です」
「ねえ、私のペットにならない? 悪いようにはしないから」
 彼女は俺の目を見つめたまま言った。その目に魅入られたように、俺は頷く。

「わかりました。幸子さんのペットになります」
「よかった、あなたって見るからに私の好みだもの」
 彼女はにこりと微笑むと、俺の頬に口づけた。そして耳元で囁く。
「ありがとう、私の可愛い人」

 これから俺はこの女性のペットになるのだ。
 彼女が望むことなら何でも受け入れて、彼女に奉仕して快楽と服従を捧げるのだ。
 背筋にぞくりと何かが走るのを感じた。
 それは今までに感じたことのない、異様な興奮と期待だった。

◆◆◆

「可愛い顔しているのね、あなたって」
 俺たちはそのままホテルに向かった。
 ベッドで丁寧にオマンコを愛撫していると、幸子さんは俺の顎の下を優しく撫でながら言う。

「ずいぶん慣れてるみたいだけど、飼われていた経験でもあるの?」
「いえ、さすがにそれはないです」
「……ふうん」
 幸子さんはなぜか嬉しそうに今度は俺の髪を撫でる。

「私ちょっとMっ気があるみたいなの。だから激しく苛めてくれた方が嬉しいわ」
 そう言って幸子さんは少し恥ずかし気に微笑んだ。俺は黙って頷く。

 胸を揉むと弾力はないが溶けるように柔らかい。
 言われた通り強めに愛撫すると反応がよくなったので、納得しつつ手加減せずに強めの刺激を送り続ける。肌が紅潮し彼女の興奮が高まっているのが知れた。痛がるだろうかと躊躇うくらいの刺激でも感じるので、限界を探ように愛撫する力を強めていく。

 彼女の陰唇は使い込まれただけあり淫らに肥大化していたが、膣口そのものは小ぶりなサイズだ。慎重にあてがい腰を突き出すと、沼のようにずぶずぶと彼女の中へと埋まっていき、俺は思わず声を漏らした。
 愛液まみれの膣内は締め付けはそれ程でもないものの、あたたかく絡みつき包み込まれるような感覚で、俺のものは根元まですっかり彼女の中に咥え込まれていた。

「ああ……、やっぱりいいわぁ」
 幸子さんはそう言うと自らすすんで腰を動かし始めた。乳房をたゆんたゆんと揺らし上下動を始める。動きに合わせて肉厚の唇がめくれて中の粘膜が見え隠れしていた。
 彼女の身体の動きに合わせて柔らかい胸が揺れ動く様に俺は目を奪われる。思わず下から手を伸ばして揉みしだき、そのまま乳首を捻り上げると彼女は嬉しそうに微笑んだ。

「あ……っ! ああ……っ!」

 俺が下から突き上げるように腰を動かす度に、幸子さんは嬉しそうな嬌声を上げた。
彼女の中は柔らかく、それでいて緩やかに締め付けてくる。しかも中の感覚が不規則に変化するので、生で挿入していたこともあり俺は堪らず絶頂に達しそうになる。
 それでも「ああ……っ! もっとぉ……!」と幸子さんが叫ぶように喘ぐので、俺はさらにピストン運動を激しくした。

 彼女は身体を仰け反らせながら悶える。
 俺はできる限り射精を先延ばしにしようと、無心で彼女を突き上げる。
 射精してもそのまま、彼女に言われるがままに徹底的に快楽を与え続けた。何度も何度も子宮を突きながら何度も何度も膣内射精した。勃たなくなったら舌で舐めて指を挿入してイかせ、勃起が復活したら再び彼女の膣内で抽挿を繰り返した。

 幸子さんも途中からは理性を手放したように乱れてイキまくり、最後は失神するように眠ってしまった。

◆◆◆

「ねえ、私って変態なのかしら?」
 意識を取り戻した幸子さんがそんなことを言う。
「どうしたんですか急に?」と俺は尋ねる。

「だって、出会ったその日に、あなたとこうして自分を曝け出すようなセックスをしてるのが不思議だなと思って」
 俺も今日一日のことを思い出す。
 確かにセックスをすることまでは予期していたが、想像以上に濃密な時間ではあった。
「言われてみると確かにそうですね」
 そう言ってお互いに笑い合う。

「なんだか知らないけど私、あなたとのセックスに凄く興奮しちゃったみたい。年甲斐もなくはしゃいじゃったし、恥ずかしいわ」
 幸子さんはそう言いながらも嬉しそうだ。

「それは俺も同じですよ。今までこんなに興奮したことってないかもしれません」
「あら嬉しい」と幸子さんは笑い、そして少し真面目な顔になって言った。

「ねえ、……ホテルに入る前にあんなこと言ったけど、本当に私のペットになってくれるの?」
 そういえば、そんな話だったか。
 これから始めるセックスの趣向としては興奮する提案だったので乗ったが、逆に言うとただそれだけだ。特に深い考えがあって彼女のペットになった訳でもない。気が向かなければ反故にしてフェードアウトするつもりだった。

「ペットって……具体的にはどういう関係なんですか? いわゆるセフレとは違うんですか?」
 俺がそう聞くと、幸子さんは少し考える仕草をしてから言った。
「そうね……。私の性的欲求を満たすために、私の言う事を何でも聞いて、私のことだけを考えている人、かしら?」
「わかりました、それならいいですよ」ふむふむと俺は頷く。

「え!? ……本当にいいの?」
 自分で提案したのに幸子さんは俺が了承したのが意外だったようで、おずおずと訊ねてくる。
 そんな態度がおかしくて、つい笑ってしまった。

「なんでそんなに驚くんですか?」
「いや、だって、そんなあっさり返事されると思わないじゃない」と幸子さん。

「まあ俺も男ですしね、綺麗な美熟女に飼われるなんてそりゃあ興奮するでしょ?」
 そう言って俺が笑うと、幸子さんもつられて笑った。
「じゃあこれからよろしくね。私、結構マゾっ気が強いから迷惑かけるかもしれないけど頑張ってね、私の可愛いペットさん」
 そう言うと彼女は俺の頬にキスをした。

 ん? それだと俺がS役として彼女の被虐趣味を満たすことになるのか?
 早速、彼女は俺の太ももを枕にして横になると、幸せそうにお腹を見せて甘えている。

「ねえ……ぼうっとしてないで、私のお腹を撫でてよ」
 言われるがままに彼女のへそ周りを撫でると彼女はくすぐったそうに身を捩った。そしてそのまま手を滑らせて乳房に触れると、今度は嬉しそうに微笑んだ。

「私、こうやって男の人に身体を触られるの好き。これから少しずつ私の取り扱い方を覚えてね」
 そう言いながら彼女は俺の股間に手を伸ばす。まるでペニスの形を確認するように指先でなぞると、今度はその形を覚えるように何度も舌を這わせ、やがて何かに納得したらしく、すっぽりと口の中に咥えた

「お手柔らかにお願いしますね」
「んん……、んちゅ……」
 幸子さんは口の中で返事をしながら頭を上下させる。
 舌の動きが巧みで根元から亀頭まで余すところなく刺激され、あっという間に勃起してしまう。

 彼女は嬉しそうに微笑むと、舌先が裏筋やカリ首といった敏感な部分を責め立てる。そして時折喉奥まで飲み込むようにして締め付けてきたり、口を離して舌先だけでチロチロと舐め上げたりする。
「どう?」と彼女が上目遣いで聞く仕草は可愛らしくもあり妖艶でもある。
 俺は素直に感想を述べて、彼女は嬉しそうに微笑んだ。

 こうして俺と幸子さんの奇妙な関係が始まった。
 俺は60代の女性との捻じれた主従関係とセックスを楽しんでいる。


(終)