よく見かける近所の美人妻との婚外恋愛(1)

240716a.jpg

 俺の名前は幸人。文房具メーカーで企画営業をしている。これといった趣味はないが、しいていえば仕事柄、ゆるキャラやかわいいマスコットが好きだ。自宅には「流行に対する感度を養うため」という言い訳でお金をつぎこんだクレーンゲームのぬいぐるみが大量にある。中でも最近のお気に入りは、ちょっと毒のある猫のキャラクターだ。

 その日も俺は新作のキャラクターグッズの発売日ということで、近所の衣料品店に行き開店時間を待つ列に並んでいた。知る人ぞ知る、という人気になり始めたキャラクターということもあり、最後尾である俺の前に並んでいるのは10人くらいだろうか。
 そうしてスマホを見て時間をつぶしながら待っていると、俺の後ろに女性が一人並ぶ気配がした。顔を上げて見ると何度か見かけたことのある女性だ。年齢は30代後半くらいだろうか。同じキャラクターのファンという仲間意識と、綺麗で優しそうな女性だったので印象に残っていた。彼女も俺のことに気づいたのか、目が合うと軽く微笑んで会釈してくれる。

 開店時間を迎え、俺たちは店員の誘導に従い一人ずつ、もしくはグループごとに順番に商品を選んでいった。今回は店側の転売対策として、同一商品を複数購入できないのはもちろん、別デザインについても両方は購入できないらしい。元々の入荷数が少ないのか、俺の順番になる頃には売り切れの商品も出始めていた。俺はどうしたものかと迷ったが、思い切って後ろに並ぶ女性に声をかける。
「あの、品物も減ってきましたし、良ければ一緒に選びませんか。購入したいグッズがあれば教えていただければお譲りしますので」
 そう言うと彼女は少し驚いたようだったが、それでも顔見知りであることも影響したのか喜んで頷いてくれた。そうして無事お互いに欲しい商品を選ぶと、俺は他にも何か買うものはあったかな等と考えながら、彼女と会釈をして別れた。


◆◆◆


 会計を終えて店を出ると、俺は車の後部座席に今日の成果をうきうきしながら置いていた。すると背後から「先程はありがとうございました」と声をかけられた。振り返ると一緒にキャラクターグッズを選んだ先程の女性がいた。
 俺は「お互いに目当ての物が変えて良かったですね」と答えた。女性は頷くと「あの……よくお会いしますよね」と言った。どうやら彼女も俺のことを気にかけてくれていたらしい。もしかすると俺が気が付いていない時にも、彼女は俺のことに気づいていたのだろうか。

「そうですね、こうしてお話しするのは今日が初めてですけど」
「このキャラが好きな人、知り合いにいなくて、あなたのこと気になってたんです」
 そう答えると女性は少し照れた様子だった。俺はもしかしたらこれはデートのきっかけになるのではないかと思い、思い切って彼女を食事に誘うことにした。彼女も嫌がることなく同意してくれたので、俺たちは近くのカフェで食事をした。

 会話の内容は当然のように、俺と彼女との共通点であるキャラクターの話になる。
「こんなに可愛いのに、旦那も子供たちもぜんぜん同意してくれなくて」彼女はとても楽しそうに話してくれたし、時折冗談も交えながら会話を楽しんでくれているようだった。
「あの……良かったらまた会ってくれませんか?」食事を終えると去り際に彼女が言ったので、俺はもちろんだと答え、連絡先を交換したのだった。

◆◆◆

 それから俺たちは時間を見つけて会うようになった。彼女の名前は香澄さんといい、年齢は38歳だった。そして、やはりというかキャラクターグッズ集めが趣味なのだそうだ。彼女は結婚していて娘と息子がいるそうだが、夫とはうまくいっていないらしい。彼女は自分の家庭の話題になると少し暗い表情になるので俺はあまり触れないようにしている。

 ある日、彼女が観たがっていた映画を観た後、カフェでお茶をしながら映画の感想を言い合ったりしていた。すると香澄さんが急に「私ね、実は旦那と喧嘩しちゃったの。子供がいるから離婚はしないけど、なんであんな男と結婚したんだろ」と悩みを打ち明けた。
 そう話す彼女は悲しそうで、俺は思わず彼女の手を取った。そして「俺なら香澄さんにそんな悲しい思いはさせませんよ」と言った。香澄さんは少し驚いた様子だったが、俺の手を握り返し「じゃあ、今日だけ幸人くんに甘えちゃおうかな」とつぶやいた。そして彼女は「今日は帰りたくないな」と言うと、俺にもたれかかった。俺は彼女を優しく抱き寄せると、そのままキスをした。

 俺たちはカフェを出ると人目を避けて隣町のホテルに向かうことにした。香澄さんは俺の手をしっかりと握りながら、俺の腕に身を寄せている。そうして歩いていると彼女が「私ね、あのキャラクターグッズを集めてるの、今は幸人くんのためなんだ」と言った。
「最初はストレス発散のためだったんだけど、でも今は幸人くんが好きな物を私も欲しいから集めてる」そう言うと彼女は恥ずかしそうにうつむいた。
 ホテルに着くと俺は香澄さんを抱きしめてベッドまで連れて行き、そのまま二人で激しく求め合った。

◆◆◆

 それから俺たちは頻繁にデートを重ねて関係を深めていった。
 香澄さんの旦那との喧嘩はひとまずは落ち着いたらしい。「幸人くんがいると思うと、なんだか旦那の腹が立つ部分もどうでもよくなったの」そう言って笑う彼女を見て、俺もますます彼女を魅力的に感じるようになっていた。
 仕事でもプライベートでも彼女のことばかり考えてしまうので、俺は会社で後輩の女性社員に「最近楽しそうですね」などとからかわれてしまった。

 俺の自宅に香澄さんが訪れることも増えた。香澄さんは最初は少し緊張していたが、すぐに打ち解けてくれたようだ。
「このキャラクターグッズも可愛いよね」と彼女が言ったので、俺はスマホでキャラクターグッズの新作について画像を検索し彼女に見せた。「今度この猫のマスコットが発売されるらしいよ」と俺が言うと、彼女は目を輝かせて「一緒に買いに行こう!」と言った。俺はそんな香澄さんが可愛くて衝動的に抱きしめてしまった。

「あんっ、幸人くん……だめだよ」彼女は笑いながらそう言うが、俺を拒むことはせず背中に腕を回してくる。
「香澄さん……可愛いよ」と俺が耳元で囁くと、彼女はくすぐったそうに体を捩らせた。そのまま俺たちは何度もキスを繰り返しす。
「幸人くん……もっと」彼女はそう言うと、今度は彼女の方から積極的にキスを求めてきた。俺は彼女の頭に手を回すと、そのまま激しく舌を絡ませた。

「んちゅ……んふぅ」香澄さんは息苦しそうにしながらも、俺の舌に必死に自分の舌を絡めてくる。俺はそんな彼女の舌の感触を楽しみながら、彼女の胸に手を伸ばす。
「あっ……だめ」と彼女は言うが、俺は構わず服の上から優しく胸を揉み始めた。「んふぅ……幸人くん……」香澄さんは切なそうな声で俺の名前を呼ぶ。

 俺は彼女のシャツのボタンを外し、そのままブラをずらして彼女の胸に触れた。
「あぁんっ!」香澄さんが大きな声を出す。「もうっ……いきなりなんだから」と彼女は少し怒ったような口調だが、表情はどこか嬉しそうだった。
「香澄さんのおっぱい……柔らかくて気持ちいいよ」俺はそう言いながら、彼女の胸を優しく揉み続ける。
「んっ……もうっ、幸人くんったら……」香澄さんは恥ずかしそうにしながらも、俺の愛撫を受け入れてくれる。

 それからしばらく彼女の胸を堪能した後、俺は彼女のスカートの中に手を入れる。「あっ……だめ」と彼女は言うが抵抗はしない。そのまま下着の上から割れ目をなぞっていくと、すでにそこはしっとりと濡れていた。
「香澄さん、もう濡れてるじゃん」俺はそう言いながら下着の横から指を入れ、直接彼女の一番敏感な部分に触れる。
「んあっ……だって……」彼女は少し恥ずかしそうに答える。「だって……幸人くんのことが大好きなんだもん」と彼女は俺の耳元で囁いた。

 香澄さんのスカートを脱がせて、彼女を押し倒しキスをする。そして彼女の足を広げさせるとその間に入り込み、自分のものを取り出して彼女の秘所にあてがった。
「んっ……幸人くん……」香澄さんは潤んだ瞳で俺を見つめると、小さくうなずく。
 俺は香澄さんの中にゆっくりと挿入した。「あっ……あぁん」彼女は少し痛そうな声を上げたが、すぐに快感の混じった声に変わる。「んっ……あぁ……幸人くん」香澄さんは俺を受け入れるように足を絡ませてくる。

 俺はそのまま腰を動かし始める。最初はゆっくりだった動きが次第に激しくなっていく。
「んっ……あぁっ!幸人くんっ!」彼女は俺の背中に手を回すと、ぎゅっと抱き着いてくる。彼女の柔らかい胸が押し付けられ、俺はさらに興奮を高めていく。
「んっ……あぁっ!だめっ……おかしくなっちゃうっ!」香澄さんが絶頂に達しそうになったその時、俺は彼女の一番奥まで突き入れた。
「んあぁぁぁぁぁぁっ!!」香澄さんは大きく体を仰け反らせると絶頂を迎えた。それと同時に彼女の膣内が激しく収縮し、俺のものを強く締め付けてくる。俺はその刺激に耐えきれず射精してしまった。

「はぁ……はぁ……」香澄さんは肩で息をしている。「幸人くん……」彼女は俺を見つめると優しく微笑んだ。
「大好き……」彼女はそう言って俺の唇を塞いだ。俺たちはしばらく繋がったまま余韻に浸っていた。
「香澄さん、もっとしたい」俺はそう言うと、もう一度キスをした。
「うん……私もだよ」彼女はそう言って微笑むと、今度は自ら唇を重ねるのだった。

◆◆◆

「香澄さん、今日も気持ち良かったよ」
 俺はベッドの上で横になっている香澄さんに声をかける。
「うん、幸人くんもすごく素敵だった」
 彼女は照れながらそう言うと、少し恥ずかしそうに微笑む。
「香澄さんと練習してるからかな」俺がそう答えると、彼女は嬉しそうな顔をした後、俺の唇にねっとりとしたキスをした。

 俺と香澄さんは最近毎日のようにセックスをしている。最初はぎこちなかった俺も今ではすっかり慣れて、回数を重ねるごとに彼女の感じるところを的確に刺激できるようになったと思う。それに比例して彼女もより敏感になり、最近では俺が少し触れただけでもすぐに絶頂を迎えてしまうようになっていた。
「ねえ、幸人くん」香澄さんが甘えた声で言う。「もっとくっついていたいな……」俺は彼女に覆い被さるようにして抱きしめる。
「ふふっ、幸人くんあったかい」彼女は幸せそうな顔で目を閉じる。
「香澄さん、好きだよ」俺がそう囁くと、彼女は小さくうなずいた。
「私も大好き……」香澄さんの身体には、まだ先程までの性交の余韻がくすぶっているようだ。    
「香澄さん、もう一回しよっか」俺は彼女の髪を撫でながら言った。すると彼女は淫蕩な笑みを浮かべて「うん」と返事をした。

 俺と香澄さんは再び抱き合った。今度はゆっくりと触れ合いながら。お互いを焦らし高め合うように何度もキスを繰り返す。あえて感じる場所を避けて愛撫し合い、互いの体温を感じ合っているうちに、次第に行為は激しさを増しながら再開されていく。

「んっ……あぁん」香澄さんが切なそうな声を上げる。
 俺は彼女の胸に手を伸ばし、優しく揉んでいく。
「あっ……幸人くん、そこっ……」彼女は俺の愛撫で感じていることを隠さずに伝えてくれる。俺はさらに激しく彼女の胸を揉みしだき、同時に首筋や耳元を舌で舐め上げる。「あぁっ!だめっ……またイッちゃう!」香澄さんはビクビクと痙攣しながら絶頂を迎えた。

 そのまま彼女に覆い被さると、今度は彼女の秘所に手を伸ばした。
「んっ……そこはだめっ……」香澄さんは少し抵抗するようなそぶりを見せるが、構わずに指を挿入していく。「んっ……あぁん」香澄さんが甘い声を上げる。俺はそのまま指を動かし始めた。最初はゆっくりと優しく、だが徐々に彼女の感じやすい部分を責め立てるように激しく動かしていく。

「あんっ……そこっ……」香澄さんが反応するたびに、膣内の締め付けが強くなっていくのがわかる。俺は彼女の中で指を動かし続けながら再びキスをすると、今度はお互いに舌を差し出して絡め合った。「んっ……んふぅ」香澄さんは俺の首に腕を回し、積極的にキスを求める。俺はそれに応えるように彼女の口内を貪っていく。

「んちゅ……くちゅっ」お互いの唾液を交換し合い、それを飲み込む音が部屋に響く。俺は香澄さんの一番感じる部分を責め立てながら、同時に彼女の胸も優しく揉みしだく。「んんっ!んっ!」彼女は声にならない声を上げながら絶頂を迎える。しかしそれでもなお、俺は手を緩めずに彼女を責め続ける。

「あぁっ! もう許してっ!」
 香澄さんは涙を流しながら懇願するが、俺はそれでも手を止めない。
「だめぇっ!またイっちゃう!!」彼女は大きく身体を仰け反らせると絶頂を迎えた。それと同時に膣内が激しく収縮し、俺の指を強く締め付けてくる。
「はぁ……はぁ……」香澄さんは肩で息をしている。俺は彼女の髪を撫でると、優しくキスをした。「ねえ、幸人くん」香澄さんが甘えた声で言う。
「もう一度ちゃんと、こんどは幸人くんのおちんちんでイかせてぇ……」

「もちろんだよ」俺はそう言うと彼女の足を広げて一気に挿入した。
「んっ……あぁっ!すごいっ!」
 香澄さんは歓喜の声を上げると、そのまま激しく腰を動かし始めた。
「あぁっ!んっ……んんっ」俺は彼女の胸を揉みしだきながら、何度も腰を打ち付けていく。

「んあっ!幸人くんっ!好きぃっ!」香澄さんは嬉しそうに叫ぶと、大きく背中を仰け反らせた。それと同時に彼女の膣内が激しく収縮し、俺のものを強く締め付けてくる。その刺激に耐えきれず、俺はそのまま彼女の中で射精してしまった。
「あぁっ……出てるぅ……」香澄さんはお腹の奥で感じる熱を感じながら、うっとりとした表情を浮かべていた。

 それから俺たちは何度も体位を変えながら交わり続けた。最後は朦朧とした意識の中で、目の前の愛しい人と向かい合い、抱き合った状態で絶頂を迎えていた。
「香澄さん……好きだよ」俺が耳元で囁くと、彼女は幸せそうな笑顔を浮かべて言った。
「私も幸人くんのことが大好き」そして二人は何度も口づけを交わし求め合うのだった。


(続く)