還暦美夫人の満たされない飢えと渇きに愛欲を注げば(2)
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土曜日の午後、食事を終えた俺たちはベッドの上で裸で抱き合っていた。紀子さんに覆いかぶさり唇を奪うような濃厚なキスをしながら胸を揉みしだき乳首を指先で転がすように弄ぶ。そうしているうちにだんだんと呼吸が激しくなり始めるのを感じたので一旦顔を離すと彼女は大きく深呼吸をした。目は潤み頰は上気している。
「和也くん、今日はこの前よりも激しいんだね」
そう呟いて恥ずかしそうに目を逸らす姿が可愛らしくて再...
還暦美夫人の満たされない飢えと渇きに愛欲を注げば(1)
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出会い系サイトでメッセージを送ったその女性が、年齢をサバ読んでいることは最初から解っていた。別の出会い系サイトで見かけたことがあり、そこでは最終ログインから5年以上が経過しているのに、現在と設定年齢が同じだったからだ。 設定年齢の自動更新はされないはずなので、当時の「50代半ば」という情報が本当だったとしても、現在の年齢は少なくとも60歳以上ということになる。それを承知で俺が彼女にメッセージを送りア...
出会い系の不倫妻は妄想に耽り刺激を求める(4)
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深夜のファミレスは閑散としていた。
客が少ないであろうとは想像していたが、無人だったのは予想外だ。
店内をぼんやり眺めていると、僕好みの熟女店員が近づいて来て「お席までご案内しますね」と言うので、おとなしく従う。通されたのは奥まったボックス席で、入口からも通路からもちょっと死角になるような場所だった。事前に美代子さんから聞いていたが、確かにこれは都合が良さそうだ。
「ご注文が決まりましたらお...
出会い系の不倫妻は妄想に耽り刺激を求める(3)
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ピンポーン、という呼び鈴の音で目を覚ました。枕元に置いたスマホを手繰り寄せると、何件かメッセージアプリの通知がたまっていた。時刻は午前11時をまわっており、どうやら昨晩は今日が休日だからと夜更かししすぎてしまったようだ。
しばらくぼんやりとしていたが、ピンポーンと再び呼び鈴が鳴ったのに気づき、慌ててベッドから飛び起きて玄関に向かう。今日は約束があったのを思い出したのだ。
「おはようございます、お...
出会い系の不倫妻は妄想に耽り刺激を求める(2)
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美代子さんと知り合ったのは出会い系サイトだった。家と職場を往復する退屈な生活を繰り返していた僕は、刺激を求めて熟年女性との出会いを探していた。美代子さんもまた家庭や夫婦生活に不満と倦怠を感じていたというから、二人が惹かれ会ったのは必然だったのかもしれない。僕たちはメッセージのやり取りと時間を重ね、互いに対する信頼を積み上げていった。
初めてのデートは喫茶店だった。サイトでの交流しかない相手と実...