休日の駐車場で一目惚れした熟女と(2)

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 あれから俺は彼女との行為が忘れられず悶々とした日々を過ごしていた。目を閉じれば彼女の声や匂いが鮮明によみがえる。まさかあんなことになるとは夢にも思わなかったが、あれは現実で実際に起こった出来事だ。思い出すたびに股間が熱くなるのを感じる。俺は何度も思い出しては彼女とセックスする妄想でオナニーをした。  問題は、あの日の情事の余韻で夢うつつだった俺は、すっかり彼女との連絡先交換を失念していたことだっ...

休日の駐車場で一目惚れした熟女と(1)

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 まだ俺の主な移動手段が自転車だった頃のことだ。ホームセンターの駐車場で熟女に声をかけられた。  当時の俺は学生で、お金もないし彼女もいない。趣味といえば本を読んだり、ちょっとしたDIYをするくらいで、体力も時間も持て余していた。  その日も休日だったが、俺は特に予定もないので、最寄りのホームセンターに行き駐輪場に自転車を止めた。鍵をかけて顔を上げると、店舗の壁面ガラスに反射して駐車場に止まっている...

出会い系で還暦越えの美熟女と出会うということ

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 出会い系で還暦越えの既婚女性と出会った。 正直、年齢については信じていなかった。出会い系ではたまに、手当たり次第にメールを送っているような男性の検索から逃れたい、けれどもプロフィールを非公開にもしたくない、という理由から年齢を極端に高く設定している女性がいる。俺はといえば実際に会うことは考えておらず、趣味の読書を通じてメッセージのやり取りをしたかっただけなので、年齢は気にせず彼女にアプローチした...

憧れていた清楚妻の本性は……(3)

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 康江さんと身体の関係を持ってからも、僕の生活には表面的に大きな変化はない。学校に行き勉強をして、アルバイトに行き康江さんと会い、帰宅してからも勉強をして、翌日に疲れを残さないように程々のところで就寝する。 表面には現れない部分での生活の変化はあった。例えばバイト後に帰宅してから康江さんを想ってオナニーをする時間が減った。その代わりにメッセージアプリで康江さんと通話する時間が増えた。ときにはビデオ...

憧れていた清楚妻の本性は……(2)

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 店内を歩いていると、事務室から出てくる康江さんの後ろ姿を見かけた。挨拶しようとするが続けて店長も出てきたため、声をかけるタイミングを逃し僕は咄嗟に身を隠した。店長と康江さんは、事務室から少し離れたところで立ち話をしている。僕は物陰に身を潜めて聞き耳を立てた。「この前の話、考えてくれた?」と店長が問う。 「……まだ少し……時間をもらえませんか」  康江さんの声のトーンが心持ち低くなったのを感じる。 「...