ベテラン熟女看護師との院内不倫

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 俺の名前は小川康太。病院で事務職をしている。
 その日、朝礼を終えて廊下を歩いていると後ろから声をかけられた。
「おはようございます」

 足を止めて振り返ると看護師の女性がいた。園原香代さんだ。パートタイムで勤務しており、夜のシフトに入ることが多い。今日も夜勤明けだろうか。疲れを感じさせない笑顔は、俺より一回り以上は年上のはずだが若々しかった。
「おはようございます。園原さんはお仕事上がりですか?」
「ええ、お疲れさまでした」そう言うと彼女は微笑み会釈した。

 事務方の俺が現場の看護師と関わることは多くない。しかし園原さんとは、この病院で働き始めた時期が近いこと、何度か勤務時間の変更などの相談に乗っていたこともあり、院内では数少ない雑談を交わす間柄の看護師だった。

「小川さん、実はちょっと相談があるんですけど」彼女は思い出したようにそう言うと、内緒話をするように俺との距離を一歩詰めた。俺は自然と小柄な彼女に合わせて少し腰をかがめる。

「来月から勤務時間を長くする件についてなんですが、一カ月ほど延期したいんです。ちょっと色々あったので、少し休みたくて」
「そうなんですね、大丈夫だと思いますよ。僕からも上長に話を通しておきますので、園原さんからも看護師長にお話ししておいてください」
「ごめんなさいね、迷惑かけて、色々あって疲れちゃって」

 先程から「色々あって」と繰り返すので、俺は気になり会話を続ける。
「迷惑だなんてとんでもない。園原さんに勤務時間を延ばしていただいて助かります」
「ありがとう、もう私も年だから色々あって疲れちゃってね」
「そんな、まだお若いじゃないですか」俺はお世辞ではなく本気でそう言ったので、彼女の次の言葉にとても驚いた。
「もう60代だし、こんな年齢でもお仕事で求められるのは嬉しいわ」

 えっ、と思わず俺は声を出した。驚く俺に園原さんはさらに顔を近づけて、こっそり秘密を打ち明けるように年齢を教えてくれた。
「そうなんですね、全然そんな風に見えませんでした」
「ええ、そう?」彼女はくすくす笑っている。
「そうですよ、あまり言うとセクハラになりそうだから、言えませんけど……」

 俺のセリフがおかしかったのか、彼女は「もう、こんなおばあちゃんにセクハラなんて」とけらけら笑っている。
「口がうまいのねえ、でもここでキスしてって言われたら本当は嫌でしょう?」と流し目をしてくる。俺は誰が通るとも知れない廊下で話していることを気にしながら
「廊下ですから困りますけど、キスするのは全然イヤじゃないですよ」と答えた。

「じゃあ、ちょっとこっちに来てよ」
 そういうと園原さんは俺の手を握り、物陰へと歩いていく。
「本当に嫌じゃないなら、ここでキスできるでしょ?」
 彼女は耳元で囁くようにそう言う。彼女はもしかすると、俺をからかっているだけなのかもしれない。一回り以上も年が離れているのだ。生意気にお世辞を言っただけだと思っていたのかもしれない。
 しかし俺は本気だったので、彼女の唇に自分の唇を重ねた。園原さんは一瞬驚いたようだったが「んっ」と喉を鳴らすと俺の腰に腕を回して舌を絡めてきた。
 俺も彼女の身体に片腕を回し、空いた手でナース服の上から彼女の胸を膨らみを触る。彼女と俺の舌が絡まるぴちゃぴちゃとした音だけがやけに大きく聞こえる。

 どれだけそうしていただろうか、廊下の向こうから話し声が近づいてくるのが聞こえて、俺と園原さんは身体を離した。
「小川さんって真面目そうに見えて、意外といけない人なのね」
 そう言って笑う園原さんは、はっとするほど色気に満ちていた。職場で気安く話す相手と思っていたが、俺は職場以外の、本当の彼女のことを何も知らなかったのだ、と思った。
「わたし色々あって疲れちゃったから少しお休みするけど、気分転換も必要だと思うから、小川さん、相談に乗ってね」
 彼女は女の顔でそう言った。

◆◆◆

 彼女とのキスから一週間後、俺は彼女に誘われて夕食を共にしていた。個室のある和食の店だ。「相談」と言われたので身構えたが、どうやら彼女はただ俺を誘いたかっただけのようだ。彼女がお酒を注文し「乾杯しましょう」と言ってきたので俺も口をつける。

 食事もあらかた終わった頃、ふと会話が途切れた。お互いの目を見ながら俺は聞くか聞くまいか迷ったが、結局好奇心に負けて聞いてしまうことにした。

「あの……色々あったって何があったんですか?」
 彼女は驚いたような表情を浮かべたが、すぐに「もう、小川さんたら」と呆れたように言うと、コップに口をつけた。俺は恥ずかしくなり頭をかいた。

「あれね、ちょっと色々あったの」そう言って園原さんはふふふと笑った。彼女が言うとおり、あまり深く突っ込んで聞くのは失礼だとも思ったが、やはり好奇心には勝てなかった。

「その色々ってなんですか?」
「うーん……でも小川さんなら誰かに言ったりしないと思うから大丈夫かな」
 彼女は少し悩む様子を見せると、あの色気のある表情でこう言った。
「私ね、付き合ってる男性がいたんだけど、その男と別れたのよ」

 俺は驚いてしばらく言葉が出なかった。彼女は確か結婚していたはずだ。
「それは……ご主人と離婚した、という意味じゃないですよね?」
 俺がそう言うと彼女は一瞬きょとんとした後で、声を上げて笑った。
「そんなわけないでしょう、旦那ともまだ仲良くやってるわ。はっきり言わないとわからない? 不倫してたの」彼女は少し酔っているのか、頬がほんのりと染まり艶やかだ。

不倫って……大丈夫なんですか?」
「もう、大丈夫なわけないじゃない、でもあなたがそれを言うの?」と彼女は色っぽく笑って言う。
 俺は言葉が出ない。確かにそうかもしれない。彼女から食事に誘われて、下心がなかったとは言えない。黙っている俺に園原さんはさらに続ける。

「それでね、私、疲れちゃったからしばらくお休みすることにしたの」
「……そうなんですか」俺はそう答えるのが精一杯だった。
「だから小川さんに相談に乗ってもらおうと思って。小川さんなら私を潤してくれるんじゃないかしら」
 そう言って彼女は俺の顔に顔を寄せると唇を重ねた。
 柔らかい唇が触れる感触が心地よくて、ついその感触を味わってしまう。彼女の顔はすぐ目の前にあり、まつ毛が数えられそうな距離だ。

 そして唇を離すと彼女はまたふふと笑い俺の唇に指をあてた。
「ね? 小川さんなら絶対私のこと癒してくれるって思ったの」

◆◆◆

 それから俺は仕事終わりや休みの日に頻繁に園原さんと逢うようになった。
 個室で食事をすることもあれば、ドライブデートをすることもある。彼女の悩みを聞くという名目だったが、行為自体は恋人同士のそれだった。俺も彼女も既婚者であり不倫であることは重々承知だが、それでもお互いにこの関係を止めることはできなかった。

 彼女は俺との行為をとても楽しんでいるようだった。
「私、旦那とはもう何年もしてないし。前に付き合ってた人とも1年くらいご無沙汰だったから」そう言っていたので、当然と言えば当然かもしれない。
「そんなにしてないんですか?」という俺の不躾な質問には、
「小川さんは? 奥さんとはどれくらいしてないの?」と逆に聞き返されてしまった。
 当然俺は答えられないので、「まあ……そのくらいです」とお茶を濁した。

 彼女はとても積極的で、俺がキスをすると積極的に舌を絡ませてきたし、胸を触ると喜んでくれたし、服の上からお尻を触ると嬉しそうに身体をくねらせた。
 そして何より、俺が今までに体験したことがない卓越した技術をもっていた。俺は彼女との逢瀬を重ねるたびに自分の欲望が高まっていくのを感じた。

◆◆◆

 園原さんとの関係が始まってしばらく経ち、俺はその日も彼女に相談を持ちかけられた。
「私ね、最近、家でも小川さんのことを思い出して自分でするのが、気持ちよくてやめられないのよ」
 彼女はそう言いながら恥ずかしそうに目を伏せた。
「それってどういうことを思い出してするんですか?」
 俺は彼女の想像の中で俺がどんなことしているのか知りたくて聞き返した。
「たとえば、小川さんに抱かれてるところを想像するの」
「どんなことをするんですか?」
「たとえばね……。あなたに後ろから抱きすくめられて、胸を揉みしだかれたり……」

 そう言いながら彼女は自分の乳房を手で持ち上げると揺らして見せた。
「いやらしいですね」
 彼女の誘いに乗って俺がそう言うと、彼女は妖艶な笑みを浮かべて俺に見せつけるように舌で唇を濡らした。
「だからね……家でたくさん思い出せるように、たくさん二人でいやらしいことしましょうよ」
 園原さんは服を脱ぎ捨て下着姿になるとベッドに横になる。
「ほら、早く来て」彼女がそういうと俺はたまらず彼女に覆いかぶさり彼女の唇を奪った。

「んっ……ちゅっ……」彼女は嬉しそうに声を上げ、すぐに俺を受け入れてくれる。
 舌を絡めるキスをしながら俺は彼女の胸に手を伸ばした。下着越しでもわかる柔らかさを味わいながら俺の指が乳首の先端をかすめるたびに、彼女は身体をくねらせて反応した。
「んっ……ああん……」
「気持ち……いいですか?」俺がそう尋ねると彼女は「うん、とっても」と素直に答えてくれる。

 彼女の背中のホックを外すとブラを抜き取り、俺は両手で直接彼女の胸を揉みしだく。彼女は気持ちがいいのか腰を揺らしている。
 しばらく彼女の胸を堪能すると、今度は彼女の下半身へと手を伸ばすことにした。下着越しに割れ目をなぞり上げると彼女は身体を跳ねさせ声を上げた。
「あっ……ああん……」

 俺は下着を脱がすと直接そこに触れる。すでにそこは湿っていて、指を動かすたびに水音が響くほどだった。
「こんなに濡らして……そんなに期待してたんですか?」
 俺がそう言うと彼女は恥ずかしそうに顔を背けた。しかし、俺の言葉責めに彼女はむしろ興奮しているようだった。

 園原さんのそこは柔らかく指を動かすとすぐに中へと吸い込まれていきそうだ。俺は我慢できずにそこへ顔をうずめ舌を入れると、彼女はさらに大きな声を上げた。
「ああっ! いいわっ……もっと舐めて……」
 彼女の際限のない欲望に誘われるように、俺は夢中で舐め続けた。
 しばらくすると彼女の声が切羽詰まったものになってきたので俺は口を離す。
 そして俺は自分のモノを彼女のそこへあてがうと、一気に突き入れた。

「ひゃあああん!」
 園原さんは悲鳴のような声を上げると身体を反らせた。
 俺が動き始めると彼女は喘ぎ声を上げてますます締め付けてきた。
 彼女の膣内は熱くうねるように絡みついてきてとても気持ちが良かったので、俺も思わず声が出てしまうほどだった。
「ああん! ああ……いい……最高よ……」
 彼女はそう言って俺の背中に腕を回してくる。俺もそれに応えてさらに強く抱きしめると腰の動きを速めた。

「あっ……あっ……もうだめっ! ああんっ!!」
 絶頂を迎えたのか彼女は大きな声を上げるとビクビクと痙攣する。
 それと同時に膣内が強く締め付けられ、俺は限界を迎えた。どくんと脈打ち大量の精液を吐き出す感覚があった。
「んっ……すごい……」
 彼女はそう言うと、しばらく余韻に浸るようにじっとしていた。

 やがて彼女の呼吸が整うのを待って俺は身体を起こすと、ゆっくりと引き抜いた。
 彼女のそこからは俺が出したものが垂れてきており、とても淫靡な光景だった。
 園原さんは起き上がると、俺のものを口に咥え綺麗にしてくれる。
「小川さん、良かったわよ。またしましょうね」
 そう言うと彼女は俺の頬に軽くキスをした。

◆◆◆

 園原さんとの関係はその後も続いた。
 彼女との関係にどっぷりとハマってしまった俺は、職場で彼女の姿を見るたび情欲が抑えられなくなってしまった。そのため仕事の効率が落ちてしまい、同僚たちからは怪訝な顔をされてしまった。そしてある日、とうとう我慢できなくなった俺は、彼女に相談してみることにした。

「あの……実は最近……仕事中も園原さんのことばかり考えてしまって」
 俺がそう切り出すと彼女は驚きの表情を見せた後でくすっと笑った。
「もう、仕方ないわね。いいわ、空いてる病室に行きましょう。そこでね……」
 そう言うと彼女は俺の手を取り、一緒に人気のない場所へと向かう。
 そして俺たちは誰もいない病室へ入ると、鍵をかける。

「ほら、早く脱いで」
 園原さんはそういうと俺のズボンに手をかけ脱がせ始めるので、俺も慌てて彼女のスカートをまくり上げた。するとそこには下着はなく、彼女の秘所があらわになった。
 彼女の性器は既に十分すぎるほど濡れており、準備万端といった様子だったので、俺はすぐに自分のものをあてがうと一気に挿入した。

「んっ……小川さんの……入ってきた……」
 彼女は嬉しそうな声を上げると俺のものをきゅっと締め付けてくる。俺は堪らず腰を振り始めるが、彼女もそれに合わせて動き始めてくれた。
「ん……小川さん……気持ちいい?」
「はい……すごく……」
 俺がそういうと園原さんは満足そうに微笑むとさらに激しく腰を動かした。

「あはぁあん! ああ……いいっ!」
 俺も限界が近づきラストスパートをかけるように激しく突くと、園原さんは大きな声を上げて身体を仰け反らせ達したようだった。その瞬間、俺も彼女の中で果ててしまい大量の精子を流し込んだ。
「ああ……小川さんのいっぱい出て……」
 園原さんは幸せそうにそう呟くと俺の胸に頭を預けてきた。俺たちはしばらくそのまま抱き合っていた。

 その後、俺たちは服を着たが園原さんはまだ物足りないようで再び俺を押し倒してきた。
「ねぇ、もっとしましょうよ」
 そう言って彼女は妖艶な笑みを浮かべると俺のものを口に含むのだった。俺はその誘惑に抗えず彼女の口淫に身を委ねることにした。


(終)