不倫してるんだけどセックスの相性が良すぎてちょっと困っている

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 SNSで趣味を通じて茜さんという人妻と親しくなった。フルタイムで事務の正社員として働いており、旦那とはずっとセックスレス。年齢は30代で小学生の子供が二人いるらしい。
 その趣味っていうのは要するにゲームなんだけど、キャラクターのコレクション要素があり、ネット対戦も可能で国民的に有名なあのゲーム、と書けばだいたい想像がつくと思う。お気に入りキャラのぬいぐるみと一緒に撮った写真を見せてもらったりもして、お互いに顔は確認済み。ゲームが趣味の女性だからちょっと構える気持ちもあったけど、割と普通の人でただまあ巨乳だった。

 何度かメッセージのやりとりをしていると、向こうから「会ってみない?」と寄こしてきた。会話の流れで思い付きみたいな感じで誘われたので、正直、俺は割と軽い気持ちで会ったんだけど、向こうは実はガチガチに緊張していたらしい。
 旦那以外の男とネットで知り合って会う、というので身構えていたそうだ。待ち合わせ場所に現れた、写真よりずっと綺麗な年上女性にそんなことを言われて、なんだか俺まで緊張してしまったのを覚えてる。それまで相手を女として意識してなかったんだけど、この人はたぶん普段は隠してるけど色々スケベな妄想とかしてるんだろうな、と感じた。

 そんなこんなで初回のランチデートは、会話を楽しんで彼女が欲しがってたぬいぐるみを一緒に買いに行ったくらい。その魅力を熱弁されて熱心に購入を勧められたので、俺も流されておそろいでぬいぐるみを買ってしまった。
 この人、事務よりも営業の方が向いてるんじゃないかな、と思いつつも彼女がとても幸せそうな笑顔だったので俺も嬉しかった。

 それからもメッセージのやり取りを重ねて、たまにお互いの都合が会えば出かけるようになった。最初は緊張していた彼女も打ち解けるにつれて、信頼しきった笑顔を見せてくれるようになり、不覚にもときめいてしまうことが増えた。
 メッセージの距離感もなんだか親密になっていき、たまに「あれ? 俺この人と付き合ってるんだっけ?」と錯覚してしまいそうになることもあった。実際そんな冗談も言い合って、ふざけてお互いを『ダーリン』『ハニー』と呼び合ったりしていた。

◆◆◆

 こんな美人で可愛い人を放って置くなんて旦那は何を考えてるんだか……。そんなふうに感じていたある日、一緒に出かけた帰り道でホテルに誘われた。一度きりでいいからお願い、と何度も拝み倒されて、まあ一回くらいだったらいいかと思ってセックスしたんだけど、これがヤバかった。
 めちゃくちゃ気持ちよくて、お互いの身体にすっかり嵌まってしまった。やっぱり相性というのはあるんだろう。もしかすると共通の趣味がある人は感性も近いわけで、セックスの好みも合うのかもしれない。

 茜さんの方もすっかりのめり込んでしまい、旦那とはほとんどセックスレスだから私に男成分をください、と言われた時は、正直なところかなり嬉しかった。旦那も放置してるみたいだし、どのみち既婚者で自分の物にならないならいっそ好き放題やってやろう、という下衆な欲望がむくむくと頭をもたげた。
 そんなわけで俺たちは頻繁に会うようになり、会えば当然のように体を重ねるような関係になった。茜さんは人妻で俺は独身なので不倫ということになるけど、彼女はむっつりスケベなのに旦那に女として見られてないわけだし、俺も独身で彼女もいないし、なるべくしてそうなったのだろう。

 置かれた環境によるものか、それとも彼女自身の持って生まれた性質なのか、彼女は俺よりもエロに貪欲だった。
 俺の家に訪れるときは、だいたい玄関を開ける前から濡らしてるし、一緒にシャワーを浴びても隙あらば手コキする。キスをしたら積極的に舌を絡めて来て、なんか俺の舌をちんこに見立ててフェラし始める始末だ。
 会うたびに求められて、求められるまま俺も応じているのだけど、毎回のように「旦那のよりこっちの方が気持ちいい」と言われてしまい複雑な思いを禁じ得ない。結婚ってなんなんだろうな、不倫ってこんな感じなの? と思うが、お互いに都合のいい関係として割り切るしかないのかもしれない。

 あそこの具合も相当よくて、子どもを二人産んで30代後半になろうというのに十分きつい。そしてなにより濡れやすい。会う前から濡れているマンコは前戯の段階ともなれば、びしょびしょに溢れて彼女も「早く入れて欲しい」と懇願する。初めて彼女がそうなった時は、若干ひきながらも手マンとクンニで彼女が悶えに悶え、一回イッてから挿入した。
 彼女の言葉を信じるなら、どうやら旦那は淡白な人らしく、あまりセックスをしてくれないらしい。茜さんは欲求不満が募っていたようで、一度関係を持ってしまえば、タガが外れたように俺のチンコを大喜びで求めた。

 茜さんはとにかくエロい体をしていると思う。胸も尻もでかいし、ウエストのくびれが半端ない。それでいて腰回りや太ももはムチムチしてて、抱き心地が最高だ。もっとも一番エロいのは頭の中なのだろうけど。
 挿入して中を突き上げるたびに「太い」とか「長い」とか言って、さらに乱れる。普段は真面目そうな茜さんが清楚な顔して俺のチンコでよがり狂う姿は正直かなり興奮するし、毎回俺もすぐにイってしまいそうになるのでセックスの時は頑張って主導権を握っている。

◆◆◆

「んぉぉっ……あ”ぁっ! あぐっ、んぎもぢいぃ」
 俺のモノが特別にデカいわけでもないのに、茜さんのマンコはとにかく締め付けてくる。そして中のヒダヒダが絡みつくようにうねる。最初の頃はそうでもなかったのに、俺のチンコの形を覚えて段々と調整でもしているかのようだ。そんなわけだから無論その気持ちよさは筆舌に尽くし難いものがある。
「お”っ、おほっ、おぐぅぅ!」
 正常位でガンガン突いてると茜さんが獣みたいな声を上げる。家や会社では落ち着いた人妻を演じているのに、俺とセックスする時はただの淫乱な雌になる。

「茜さんの中……最高です」
「あ”っ、んぎもぢいぃ! もっと突いてぇ!」
 俺の言葉なんか聞こえてないかのように彼女は快楽をむさぼっている。俺はそんな茜さんの姿にさらに興奮しピストンを速めていく。
「お”っ、おぐっ、おぐぅ! あ”っ、あがぁぁ!」
 茜さんが白目を剥いてよがり狂う。彼女が俺の前にだけは本能むき出しの変態女になる様は、見ていて最高に興奮する。

「いぐっ、いぎまずぅ! んひぃっ!」
 絶頂を訴え始めたので、俺はラストスパートをかけるべくさらに腰を強く振る。茜さんはビクンッ! と身体を痙攣させ始める。俺ももう限界だった。
「……出すぞ」
「お”ぉっ! あ”ぁぁっ! なかっ、なかにだしてぇっ!」
 俺が茜さんの中に出すと同時に彼女も絶頂したようだ。彼女は歯を食いしばって必死に耐えようとしていたが無駄だったようで、大きな喘ぎ声を漏らす。俺はそのまま一番奥で大量の精液を放出する。

「あ”っ、おぐぅ……出てるぅ」
 茜さんが嬉しそうな声を上げる。中出しされて喜んでるとかこの人は本当に変態だなと思う。旦那とのセックスでもこんな風によがり狂っていたのだろうか? もしそうだとしたら旦那はどんな気持ちでこの人を抱いていたのか疑問に思う。
「あぁ……いっぱい出たぁ……」
 茜さんがうっとりと呟く。俺はしばらく余韻に浸っていたが、やがて落ち着きを取り戻すとゆっくりと彼女の中からモノを引き抜く。栓を失った秘所から、どろっと白濁液が流れ出てきたので、ティッシュで軽くふき取ってあげる。それから彼女にキスをする。

「……んちゅっ、ちゅぱっ……れろぉ……」
 茜さんは俺の舌を積極的に求めてくる。そして今度は俺の上に跨って来た。騎乗位の形になり、彼女は自分でチンコの位置を調整して腰を下ろしていく。
「あぁ……これ気持ちいい」
 ゆっくりと腰を落としながら、恍惚とした声で呟く茜さんを見て、この人どうしようもないくらいエロいなあと改めて思う。

 こんなに気持ちよくて具合のいいマンコはちょっと記憶にないので、俺も俺でもう完全に彼女の虜だし、彼女も俺にメロメロなので始末に負えない。この関係にどうやってケリをつければいいのか解らないけど、茜さんとのセックスは病みつきになるくらい気持ちよくて、お互いの性欲を解消できるので、まずいのは理解してるんだけどちょっと当分の間はお互い離れられそうにない。


(終)